能登半島地震の発生や、羽田空港での飛行機事故など、想定外の事象が相次いだ年始。皇室でも異例の事態が起こっていた。
紀子さまの体調不良を発表
「1月6日、宮内庁は紀子さまの体調不良を発表しました。昨年末から胃腸の不調が続いていたそうで、今後の公務は体調を見ながら判断するとのことです」(皇室ジャーナリスト、以下同)
しかし、10日に行われた内視鏡検査では異常は見られなかったという。
「秋篠宮家はプライバシーを重んじるお家ですから、診断で病名が判明する前に体調不良を公表することは極めて異例といえるでしょう。7日、昭和天皇の命日に『昭和天皇祭御神楽の儀』が行われましたが、紀子さまは礼拝を見送られています。皇室にとって重要度が高いこの儀式への参加が難しいことを懸念され、事前に体調が優れないことを世間に“アピール”されたのかもしれません」
しかし、今回の発表のタイミングについて、皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は「悪手だった」と指摘する。
「元日に能登半島地震が発生し、被災した国民の多くが衣食住に難儀しています。家族を亡くした方もいる中で、今こそ皇室の方々のおことばや、現地への慰問といったお心寄せが求められています。そんな状況下にもかかわらず、改修費などで合計50億円とも報じられている豪邸で休養されることに対して、不満を覚える人は多いでしょう」
一方で天皇、皇后両陛下は地震発生を受け、迅速な対応を取られている。
「2日、皇室の方々が国民から新年に際して祝賀を受ける行事『新年一般参賀』が予定されていました。しかし、地震発生の翌日とあって、被災地を慮る両陛下のご意向から中止に。また、“時機を見極めた上で、被災地へお見舞いを”とのお考えも示されているそうです。被災者に寄り添う姿勢は国民から絶賛され、紀子さまの間の悪さが浮き彫りとなりました」(前出・皇室ジャーナリスト、以下同)
また、一部では雅子さまとの“スタンスの違い”も指摘されている。
「雅子さまは'03年12月に帯状疱疹を発症されましたが、その直前まで、連日の公務をこなされていました。そうした経緯から、病名が明らかになる前に体調の不良を発表された紀子さまに対し、国民からは“早計すぎる”との声が上がっています」