目次
Page 1
ー 大河ドラマで藤原道長を好演中
Page 2
ー 台本を見て「もう本当にどうすんの!?」
Page 3
ー この偉さを超える役はないかも

 

「オファーをいただく前に、『光る君へ』は大石静さんが脚本を書かれ、吉高由里子さんが主演するとニュースで知っていて。おふたりとは同じ組(ドラマ『知らなくていいコト』2020年)でご一緒した現場がすごく楽しかったので。

 どこかで“ちぇ、いいな。楽しそうじゃん”って思っていたんでしょうね(笑)。お話をいただき、その座組に入れる喜びがまずありました」

大河ドラマで藤原道長を好演中

 大河ドラマ光る君へ』で藤原道長を好演している柄本佑(37)。

柄本佑 撮影/伊藤和幸
柄本佑 撮影/伊藤和幸

「藤原道長のもともとのイメージは、学校で習う権力者としてのヒールっぽい感じ?自分の娘をどんどん入内(じゅだい)させて、勢力を強めていったという感じでしたが、細かいディテールは知らなくて」

 名門・藤原家ののんびり屋の三男坊が、政治に関わらざるをえなくなり、あれよあれよという間に権力を握っていく……。

「最初の打ち合わせでそんな道長像を聞きまして。大石さんは“映画『ゴッドファーザー』のアル・パチーノみたいな像”とおっしゃっていて。

 ちょうど、池袋の映画館で『ゴッドファーザー PART2』を見たばかりだったので、“あれかい!”と。道長以上に、そっちのほうがプレッシャーでした(笑)」