目次
Page 1
ー 現地メディアから絶賛の声を浴びる佳子さま
Page 2
ー ギリシャと皇室の関わり
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ー 佳子さまにも影響を及ぼす

 秋篠宮家の次女・佳子さまは6月1日までギリシャを公式訪問され、日本との外交関係樹立125周年を記念した式典などに出席された。

現地メディアから絶賛の声を浴びる佳子さま

5月25日、ギリシャ公式訪問のため、羽田空港から飛び立たれた佳子さま
5月25日、ギリシャ公式訪問のため、羽田空港から飛び立たれた佳子さま

「現地メディアから佳子さまは《東洋のダイアナ》だったり、《天性のコミュニケーション力》と絶賛され、一挙手一投足に注目が集まりました。5月29日には『国立ろう者施設』をご訪問。佳子さまは現在、『全日本ろうあ連盟』の非常勤嘱託職員として勤務されているので、手話は堪能でいらっしゃいます。この施設では、現地で習った手話も交えながら交流されました」(皇室ジャーナリスト、以下同)

 佳子さまはギリシャ訪問前、ギリシャの歴史や文化についてのご進講を受けられるなど、事前に入念な準備をされており、現場でも生かされたようだ。

「現地の遺跡や博物館にも足を運ばれましたが、中でもパルテノン神殿を訪れた際は、ギリシャの国旗を象徴するような青と白のお召し物が話題に。ギリシャのイメージを意識した服装で、現地メディアもこぞって取り上げたのです。日本での事前準備が功を奏したのかもしれません」

 そんな佳子さまにとって海外訪問は、少々“苦い思い出”がおありのようで。というのも、'23年の秋に南米のペルーを公式訪問し、マチュピチュ遺跡を訪れた際、同行していた記者団から感想を求められ、“おーという感じがします”とご発言。これがネット上で《語彙力がない》などと、批判が集中してしまったのだ。

 象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授は、今回の訪問前の準備について、ペルー訪問時との違いを述べる。

「ペルーでのご批判を受けて、事前に相当な準備をされたと思います。通常、皇族は、訪問前には事前に相手国のことを学ばれます。ただ、今回は準備をされているお姿を国民に見せたことが重要でした。ペルー訪問時も、ご進講を受けられたのかもしれませんが、そうしたお姿を積極的に見せることはありませんでした。今回のように、相手国を理解しようとする姿勢を国民に見せることで、批判は少なくなったのではないでしょうか」