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ー 焚き火料理のキモは絶妙な熱の入り方!
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ー 肉巻き、アヒージョ、パエリアで即パーティー

 

 夏も折り返し地点。旅行もしたいけれど、今の時季どこも高いし、円安、物価高は厳しいし……。

 そんなときはやっぱりキャンプ。気持ちが安らぐ自然の中、おいしい焚(た)き火料理とアウトドアごはんで、おなかもココロも満たされたい!アウトドア料理の達人、ベアーズ島田キャンプさんに簡単“野外めし”を教えてもらった。

焚き火料理のキモは絶妙な熱の入り方!

 山が近い環境で生まれ育ち、

「小さいころから山に行って友達と弁当を食べたり、家族でキャンプをしていました」

 2児の父でもあり、3年前にキャンピングカーを購入。

「天候を気にすることもなく、ホテルの予約が取れない、なんて心配もない。子どもたちも秘密基地の感覚で、何より旅の自由度が上がるのが魅力」と、キャンピングカーでのファミリーキャンプも楽しんでいるそう。

 料理の腕前とアイデアもピカイチだ。

「両親が共働きだったので、小学校のころから自然と料理していましたね。妹の分も一緒に作り、どうやったらもっとおいしく食べられるか、そんなことを考えながら料理をするのが好きでした」

 そんな島田さんがオススメするのは、

「まずは、旬の夏野菜と焚き火を使った焚き火de焼きとうもろこし。焚き火の上に網をセットし、皮つきのままとうもろこしを置いて、強火の遠火でじっくりと火を通していく。すると、みずみずしい皮からの水分でふっくら蒸し上がるんです。

 空豆もさやのまま焼くと、さやの水分でジューシーな蒸し焼きに。ピーマンは表面に油を塗って丸焼き。野菜本来の甘みが引き立ちます」

焚き火de焼きとうもろこし。皮をむきながらそのままかぶりついて。バターやしょうゆで味変しても
焚き火de焼きとうもろこし。皮をむきながらそのままかぶりついて。バターやしょうゆで味変しても

 焚き火料理の魅力は、何といっても絶妙な熱の入り方。

「火と素材のうまみあふれる原始的な味わいがたまらないですね」

 鶏肉を入れたザルを焚き火にかけて、じっくり炙(あぶ)る鶏肉ローストもオススメ。

「鶏の脂が適度に流れ落ち、ふっくらジューシーに。味つけはお好みで楽しんで」

 油はねやにおいを気にせず楽しめるのも野外ならでは。

「キッチンでは躊躇(ちゅうちょ)してしまう、天ぷらや揚げ物も、野外飯ではよく登場しますね」