電動キックボードや小型電動アシスト自転車のシェアリングサービス『LUUP(ループ)』。主に都市部で、近距離の移動に利用する人が急増している。しかし、『ポート』と呼ばれる貸出や返却をする場所の設置について、ネット上でこんな物議を醸している。
運営は「一部、見落としがあった」と回答
「マンションやホテルの敷地内にある『ポート』が、建物の避難器具があるような場所に設置されているのです。つまり、ここには物を置いてはいけないという場所に、『LUUP』のポートが設置されているという疑惑が、SNSで写真つきで投稿されています。SNSに投稿された直後にポートの位置が変わったり、封鎖された『ポート』も存在するようです」(スポーツ紙記者)
これらの投稿に対して、
《防火の審査入ったとき、指導食らうぞ》
《これは消防署への通報案件だわ》
《消防法か何かに抵触しそう》
といった声があがっている。こうした状況から、
《LUUPってきちんと審査してるのかな?》
《普通、LUUP側が確認するやろ》
《これってLUUPがロクに確認もせずに勝手に置き場所決めてんのかな?》
と、設置場所の決定方法にも疑問の声があがっていた。
そこで、LUUPの運営会社に設置場所の決定方法や審査について聞いてみると、
「ポートの設置候補場所は、都度確認させていただき、設置可能な台数をオーナー様とすり合わせのうえ、設置をさせていただいていております。ポート導入はテープを貼り、看板を設置させていただくだけの簡単な作業となっております」(広報担当者、以下同)
と、設置場所はその都度、確認しているという。ネット上で物議になっている疑惑については、
「弊社でもすでに把握をしておりまして、対応を進めております。詳細はお答えしかねますが、ネット上の写真について、一部問題のないものも含まれております」
とのこと。一方で、問題のあった地点の原因は“見落とし”だったという。
「現在、LUUPのポートの設置場所に関しては、避難設備などの消防用設備の使用に支障のある箇所にはポートを設置しないこととしております。ポートの設置検討時には確認を行っておりますが、一部見落としがあった事例があり、対応完了時期の目処は差し控えますが、すべての設置箇所について、できるだけ速やかに適切な対応を行ってまいります」
交通事故やルール違反もたびたび物議を醸しているLUUP。利用者のマナーだけでなく、運営方法の見直しも必要のようだ。