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ー 「ミルクをあげればいいじゃん」

 元テレビ朝日アナウンサーで、現在はフリーアナウンサー・タレントの竹内由恵が著書『なんとかなるさ! ヨシエのとほほ、くすくす日和』を刊行。その中で、母乳が出なくて悩んだと明かし、SNSで話題となっている。

「ミルクをあげればいいじゃん」

 竹内アナの著書の中に、『母乳がうまく出なくて、赤さんがお腹をすかせて泣いているのをただ聞くことしかできなくて、「ああ、自分からは何も出せない……」と精神的にとても苦しかったです』といった内容があり、授乳でかなり悩んでいたことがうかがえる。

 それに対してSNS上では以下のようなコメントが。

《ミルクあげればいいじゃん なんかダメなの?》
《母乳じゃなきゃだめって、古すぎない?》
《完母だから誰にも頼れない、って自滅してる人いるよね》
《お腹空かせてるんだし、ミルクあげて》

 竹内はさらに、『「3時間に1回母乳をあげないと、この子はお腹をすかせて死んでしまう!」くらいの気持ちで、常に気を張って接していました』とも。

「粉ミルクを一切与えずに“完全母乳”で育てることを良しとする風潮は、いまだに根強く残っています。私にも、義母から“完全母乳主義の産院”での出産を望まれていて悩んでいる友人がいますが、“母乳信仰”の女性の考えを崩すのは容易ではないようです。竹内さんも、絶対に母乳で育てないといけないと自分を追い詰めてしまっているように思います」(フリーライター、以下同)

 ネット上でも、

《死んでしまう、とか大げさじゃない?って思ったけど産後鬱みたくなってたのかな》
《自然派の母乳信仰の産科ってあるんだよ。助産師や看護師さんが母乳が大切って追い詰めて来る》
《母乳信仰の産院だったのかも。私も知らなくて母乳信仰の産院で産んだから出なくて追い詰められたよ》

 という声が上がっている。

ギャル時代の竹内由恵アナ(Xより)
ギャル時代の竹内由恵アナ(Xより)

「竹内さんのような影響力のある女性がこのような発信をするから、母乳信仰がなくならないんだと思います。粉ミルクなら、お母さんだけでなく、両親や夫などでも赤ちゃんに飲ませてあげられる。それだけでお母さんの負担は違ってくるものです。

 ミルクで赤ちゃんを育てている世の中のお母さんが、嫌な思いをしたり、不要な罪悪感などを抱かないような社会になっていってほしいなと思います」

 ミルクでも母乳でも元気に育てばどっちでもいいよね!と思える世の中になるのはいつになるのか。