ユーチューバーの“てんちむ”こと橋本甜歌が、自身のXのアカウント名を「圧倒的敗訴」に変更したのだという。
その理由は文字どおり、“裁判に負けた”から。彼女は2020年、豊胸手術をしていたにもかかわらず、その事実を隠しながらバストアップが期待できるナイトブラ「モテフィット」をプロデュースしたことが判明し大炎上。さらに販売企業から説明義務違反と訴えられ、その損害請求額は5億円にものぼるとされていた。
そして12月16日、東京地裁は、てんちむに対して約3億8000万円の賠償を命じたのである。これを受けた形で彼女はXのアカウントを「圧倒的敗訴」に変更。またプロフィール欄には「a.k.a 圧倒的債務者」と記し、《裁判結果ですか?お察しください》と、自虐たっぷりの投稿をしていた。
《詐欺師の末路》
これに対して彼女を長年応援しているファンからは《頑張れ!てんちむ!》《V字回復することを願っております!》《数年後にそんな時期もあったなって振り返れるくらい圧倒的完済できることを祈ってます!》など、温かいエールも散見されたが、その周辺では冷めた反応のよう。
《悲劇のヒロインみたいにしてるけど悪いのはてんちむ自身》
《やってる事自体は詐欺なんだし、捕まらないだけマシでは》
《インチキしたら因果応報》
《妥当な判断》
《詐欺師の末路》
などの指摘も見られた。ファンの反応と世間と、どうしてここまで温度差が違うものなのだろうか?
「てんちむにも一応言い分がある。『モテフィット』製作の際、彼女は開発会議で豊胸効果を一切うたっていなかったそうです。また相手側からも豊胸手術についての確認もなかったそう。自身の動画でも、『つけるだけで爆乳になったら誰も苦労しない。あくまでもサポートとして使ってください』と説明していました。
ところが販売されると、胸の豊かなてんちむがモテフィットをつけている写真とともに、『着けている間、いつでもどこでもバストケア!』など、豊胸効果をうたうような広告に。広告周りについては一切関わっていなかった彼女は、誤解を招くような誇大広告と感じたものに関しては仲介会社を通じて意見したこともあると話していました」(芸能ジャーナリスト)
つまり、いいように使われてしまった印象のあるてんちむ。だが司法は、豊胸の事実を隠していたてんちむの悪質性を断罪した形だ。
「5億円の請求に対して3億8千万円の賠償額ですから、ほぼほぼ相手方の主張が認められた形となります。一貫して否定してきたてんちむさんですが、もし相手から豊胸しているかなどと確認されなかったとしても、その事実を隠していることがのちのちどう作用するかは分かるはず。彼女は今回の件で企業案件、プロデュースがいかに難しいかを、思い知ったに違いありません」
以前の動画では、裁判で負けた場合には自己破産も考えていると口にしていたようだが、果たしてどうなるのか……。