目次
Page 3
非常食として備蓄したり、サバの水煮など魚介類やフルーツの素材、おつまみとしてそのまま食べるイメージが強い缶詰。
「実は最近の缶詰は、かなり奥深いんです」
と教えてくれたのは、全国ローカル缶詰のセレクトショップ「カンダフル」プロデューサーの鈴木正晴さん。まずは、全国各地のご当地感あふれるアイテムをご紹介いただいた。
【北海道】浜田旅館 よーいごはんシリーズ(各864円)
エゾ鹿&北海道産ふき、北海道産サケ&羅臼こんぶなど、まぜごはんの素シリーズ。「料理人の旅館の大将が、厳選された北海道の“うまい”にこだわった逸品です」(鈴木さん、以下同)
ほかに豚丼風十勝野ポーク使用、十勝野ポークしょうが仕立て、十勝産コーン北海道産ホタテ&バター、知床どり&羅臼こんぶ、ジンギスカン、十勝産ごぼう&国産黒毛和牛、十勝産ごぼう&小エビなど12種類。鹿肉のコンビーフバージョン「コーンディアー」がイチ推し。
【宮城県】木の屋石巻水産 鯨大和煮7号(756円)
東日本大震災の際に石巻市にある社屋や工場、会社のシンボルでもあった缶詰形の巨大タンクも倒壊、メディアでも大きく報じられた。
「このタンクに描かれていたのが鯨大和煮。創業以来、65年以上愛されているベストセラー商品で、缶詰の大きさもデザインも当時のままだそう。しょうゆをベースに国産の千切りしょうがと砂糖で甘じょっぱく仕上げた味つけが、不動の人気です」