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ー 《パンドラの箱空いた》

 元タレントの田代まさし氏の過去発言に注目が集まっている。田代氏はYouTubeチャンネル『街録ch』に出演した際、自身の薬物依存の始まりがテレビ業界にあったことを明かした。

 ギャグを考えている時にいいリフレッシュ方法としてフジテレビのアシスタントディレクター(AD)に『いいのありますよ』と誘われた」と語っていたのだ。最初は断ったものの「俺は昔不良だったときにシンナーも止められたから大丈夫」だと思って、手を染めてしまったと話した。

《パンドラの箱空いた》

 田代氏は、『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)を筆頭に多くのレギュラー番組を抱えていた売れっ子タレントだった。しかし、2001年に覚せい剤所持で逮捕された後、坂道を転がり落ちるようにどん底の生活を送ることになった。2004年にも再度覚せい剤所持で逮捕され、2005年に収監。服役を終えた後も度重なる麻薬取締法違反での逮捕を繰り返す。2024年には4度目の服役を終えて、タレント活動を再開している。

 動画自体は2024年1月に公開されているが、昨今のフジテレビの騒動も相まって再注目されたというわけだ。そんな田代氏の告白を目にし、ネット上にではこんな声が。

《こ、これは田代砲じゃーないかぁ》
《凄い角度から飛んできた》
《ほんと、パンドラの箱空いた どんどん出てくるかと》
《これは今後の話の展開に影響ありそうですね》

 などと驚きのコメントが投稿された。

覚せい剤を始めた経緯について語る田代まさし(『街録ch』の公式YouTubeチャンネルより)
覚せい剤を始めた経緯について語る田代まさし(『街録ch』の公式YouTubeチャンネルより)

 もちろん、田代氏の告白の真偽については定かではない。しかし、一概にも否定できないと語るのはスポーツ紙記者。

「2022年の6月8日、当時38歳のフジテレビの局員だった男性が乾燥大麻を所持していたとして大麻麻薬取締法違反容疑で逮捕されました。『週刊文春』の報道によれば、男性は20代半ばから違法ドラッグに傾倒していたとか。田代氏の指すフジテレビのADは、年齢から考えてこの男性ではないと思われますが、過去に局員から薬物での逮捕者を出しているというのは揺るがない事実です。

 ちなみに、この元フジテレビ局員の男性は中居正広さんとかなり親しい間柄だったとされています。中居さんのファンクラブに公開されたオリジナル動画の制作にも携わっていました。フジテレビは中居さんのトラブルによって窮地に立たされているわけですが、両者の繋がりは想像以上に深いのかもしれませんね」

 テレビ業界全体が体質改善を求められている。