2月2日、ピン芸の日本一を決める『R-1グランプリ2025』の準決勝が開催され、決勝進出者9人が決定した。
「'23年に優勝した田津原理音さんのほか、『THE W』女王の吉住さんや『M-1グランプリ』で準優勝した『さや香』新山さんなど、実力者が揃いました」(お笑いライター)
昨年は優勝特典でチャンピオンがコラボCMに出演
『M-1グランプリ』や『キングオブコント』に比べると優勝者がブレイクしにくいことから、『ウエストランド』の漫才のネタでツッコミの井口浩之に「R-1には(優勝しても)夢がない」とネタにされたが、今年は本当に夢がなさそうで……。
「フジテレビ系列のカンテレが制作していることもあり、“女性局員上納”報道の影響でスポンサー離れが深刻なんです。昨年は同じ名前の『明治プロビオヨーグルトR-1』が冠スポンサーにつき、優勝特典で昨年チャンピオンの街裏ぴんくさんはコラボCMにも出演したんですけどね(苦笑)」(制作会社関係者)
SNS上では、
《スポンサーいないと盛り上がらないじゃん》
《賞金1000万(*R-1の賞金は500万円)も出せるのか》
と心配する声も。
「他の賞レース同様に予選のチケットは完売するほど人気です。またエントリー数は過去最高の5511人で1組につきエントリー料を2000円徴収しているので、それだけで優勝賞金は捻出できますが、冠スポンサーもつかずACのCMばかりであれば盛り上がりに欠けてしまうでしょう」(前出・お笑いライター)
また決勝進出メンバーを発表した2日後の2月4日には、日本テレビと読売テレビがタッグを組み、新たなお笑い賞レース『ダブルインパクト~漫才&コント二刀流No .1決定戦~』を開催すると発表した。
「こちらの決勝戦は今夏放送予定。既存の賞レースが放送されない時期ですから、優勝者は秋の特番や改編期で一気に露出を増やす可能性が高い。もともと『R-1グランプリ』は賞レースの中では話題性に欠けていたので、今回のフジテレビ騒動で一気にオワコン化するかもしれません」(前出・制作会社ディレクター)
《もしフジテレビが無くなったら、R-1グランプリも無くなるということで、R-1には夢がないどころの騒ぎじゃなくなるよね》
と嘆くお笑いファンも。才能あるピン芸人にチャンスを与えるためにも、冠スポンサーが見つからなくても大会は存続してほしいが……。