
NHK連続テレビ小説『おむすび』が放送終了に近づく中、次期作品『あんぱん』主人公・朝田のぶ(今田美桜)と夫・柳井嵩(北村匠海)のメインビジュアルが公開され、朝ドラファンの間で大きな話題となっている。
『あんぱん』は『アンパンマン』の生みの親であるマンガ家・絵本作家のやなせたかし氏と、その妻・小松暢さんの実話に基づく物語。無名だった二人がさまざまな困難や試練を乗り越えながら、「弱い人を助ける」という正義の象徴となったアンパンマンを創作するまでの軌跡を描いた作品。
『おむすび』に終わってほしい声

『おむすび』への酷評が止まらない中、次期朝ドラのフレッシュな魅力が詰まったビジュアルに現作への失望感が一層浮き彫りになっている。
現在放送中の『おむすび』は、平成元年生まれのヒロイン(橋本環奈)が栄養士として、自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に成長していく物語だが、そのストーリー展開や演出に対し放送開始当初から厳しい評価が続き、
《展開がハチャメチャすぎて全然共感できない》
《ストーリーが圧倒的につまらない》
《これから管理栄養士さんを目指す人に誤解を招くようなストーリーはやめてほしい》
といった声が「#おむすび反省会」というハッシュタグと共にあげられている。
「朝ドラは通常、放送中の作品への批判が次作への期待に直結するケースは稀かもしれません。しかし『おむすび』の場合、ストーリー性の荒さや、主人公の行動原理の不可解さが視聴者の共感を得られず、異例の批判が続いています。
朝ドラは日常に寄り添うドラマであるべきという視聴者の期待値と、現実離れした展開との乖離が、この反応を生んでいるのでしょう。『あんぱん』のビジュアルは、王道の朝ドラを思わせる温かみと清潔感があり、視聴者は次作に“朝ドラらしさ”の回帰を期待しているのではないでしょうか。」(テレビ誌ライター・以下同)