
日常の気になる疑問を解決!春になると増え始める害虫。今からできる対策とは?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
知って楽しい!おもしろ雑学
Q.春になると増え始める害虫。今からできる対策とは?
A.害虫のすみかをなくすこと。また、新築は大丈夫だと安心せず、より入念な対策を。(株式会社ダスキン ターミニックス事業部 山中大さん)
気温が高くなるにつれ活発化する害虫。
「春に出現する代表的な害虫として挙げられるのは、ゴキブリやコバエ、ムカデやシロアリなど。特に気をつけたいのが、一般家庭によく出るクロゴキブリという3cmほどのゴキブリです。
下水などに多く生息し、病原菌を体にまとう衛生害虫と呼ばれるもの。衛生的な害はない他の害虫と比べ、食中毒を起こす原因にもなるため注意が必要」
と話すのは、害虫駆除のプロ、山中大さん。
対策として、水回りの清潔さを保つのはもちろんのこと、外の環境も大きく関わっているという。
「一般的な害虫対策で重要なのは、害虫のすみかをなくすこと。特に、ベランダに置いてある植木鉢やプランターの下は、害虫が潜んでいることが多いんです。植木鉢の皿にたまった水を捨てたり、定期的に場所をずらすことで、すみつく可能性はかなり減少します」(山中さん、以下同)
他にも、排水管の隙間を粘土のパテで塞(ふさ)いだり、サッシの隙間や網戸の穴にテープを貼って、害虫の侵入を防ごう。
「それでも害虫が出る場合は、屋内に巣をつくっている可能性も。業者に調査と駆除をしてもらい、害虫の拡大を防ぎましょう」
引っ越しシーズンでもある4月。新築だから大丈夫、というのも間違っているという。
「実は、新築の建材やコンクリートは水分を含むため、湿気が出やすいんです。虫は湿気のある環境を好むので、建物の乾き具合は重要。乾くのに数日とはいかず、長期にわたるので、こまめな換気やお掃除などを含めた、入念な対策を心がけてください」