目次
Page 1
ー 東京都職員の部長級人事の通達
Page 2
ー 内親王のお相手として理想的

 上皇ご夫妻の長女で、天皇陛下の妹にあたる黒田清子さんは、'05年に東京都職員の黒田慶樹さんと結婚。慶樹さんは今年で60歳を迎え、定年を目前にいわゆる“天下り人事”が発令され、夫妻に注目が集まっている。

東京都職員の部長級人事の通達

「今年3月、東京都職員の部長級人事が通達され、慶樹さんは4月1日付でこれまで在籍していた建設局担当部長という肩書のまま、公益財団法人東京動物園協会へ常勤の常務理事として派遣されることとなったのです。同協会へは過去、退職後の都職員が再就職先として天下るケースもありました。慶樹さんの年次の職員の定年は62歳ですから、定年後の働き先を考慮した上での人事と言えるでしょう」(皇室ジャーナリスト、以下同)

'24年三笠宮妃百合子さまの斂葬の儀に出席した黒田夫妻。慶樹さんは今年60歳に
'24年三笠宮妃百合子さまの斂葬の儀に出席した黒田夫妻。慶樹さんは今年60歳に

 一方、清子さんも結婚後は三重県・伊勢神宮のご奉仕に携わっており、'17年からは祭主を務めている。

「伊勢神宮の祭主は古来から天皇のご意思を神々に伝えるという役割を担っており、皇室にとって欠かせない重要な任務です。清子さんは、責任ある務めを果たしながら、報告もかねて両陛下や上皇ご夫妻のお住まいへ、頻繁に足を運ばれています。東京と三重を往復する多忙な生活を、慶樹さんは献身的に支えてきました。

 皇室の縁戚であれば出世も望めるでしょうが、昇進すればするほど都議会での答弁や記者会見など、表に立つ機会が増えます。慶樹さんは“皇室に迷惑をかけないように”と、昇進には一貫して消極的だったそうです」

 そんな慶樹さんへ皇室の方々は厚い信頼を寄せておられるという。

「慶樹さんはもともと、清子さんの兄である秋篠宮さまと学習院初等科から大学まで学生生活を共にした親友です。学生時代から秋篠宮さまに招かれてお住まいの東宮御所を訪れることもあったそうで、清子さんのご家族にとっても安心して結婚を許可できる人物だったのでしょう。特に美智子さまは慶樹さんに全幅の信頼を置いていて、周囲には“あの人はしっかりしています”と語られたこともあったそうです」