■イ・ジヌク「ずっと共演したいと思っていました」
韓国ドラマ『シークレット・ガーデン』ではヒョンビン、前作『奇皇后』ではチ・チャンウクと、相手の魅力をグッと引き出し、男優たちから“共演したい女優ナンバーワン”と呼ばれるハ・ジウォン(37)。
出演作が必ず大ヒットするという、圧倒的な女優力を持つ彼女の最新主演ドラマが『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書』。
今作でも、相手役のウォンを演じたイ・ジヌク(34)から大絶賛の嵐だった。
ジヌク「男優ならばみんなそうだと思うけど、ずっと一緒に演技してみたいと思っていた方なんです。だから、撮影前からドキドキしていました(笑い)。実際にお会いすると、想像以上に女性らしくて、愛らしいんです。演じたキャラクター的にもそうだけど、ジウォンさん自身がとっても可愛らしい人なんですよ」
過去には、男性でもハードルが高いと感じるようなアクションシーンに挑戦したりと、難役を多数演じてきた彼女だけに、今回演じたハナの等身大のキャラクターはいっそう新鮮に感じられる。
ジウォン「以前は胸が痛むような悲しい役や、両親を失ったり、ハードなトレーニングをしなきゃいけなかったりと、強烈なイメージの役が多かったんです。だから、今回は思いっきり楽しんで演じることができました! お隣にもいそうな平凡な女の子の役でしたから、家族や友達からは“ジウォンみたいだね”ってよく言われたくらい、ほとんど演技をしていない、もう私そのものなんです(笑い)」
■ハ・ジウォン「彼ほど相性がピッタリだったのは初めてかも」
劇中で2人は高校時代から17年もの間、微妙な関係を続けてきた親友同士。撮影中の話を聞くと、「息はピッタリでした!」と口をそろえる様子はまるでハナとウォンを見ているようだった。
ジヌク「長年の親友という雰囲気を出すために、それなりに気持ちを準備して撮影に臨んだのです。でも、最初から本当に17年くらい友達として付き合ってきたような感じで、気楽に演技ができました」
ジウォン「これまで共演した方とも相性がよかったと思っていたんですが、ジヌクさんほどピッタリだったのは初めてかも(笑い)。私はもともとよく笑うほうなんですけど、ジヌクさんは撮影中、ずっと私を笑わせてくれたり、気楽に演技ができるようにしてくれたので、よりリラックスして演じられたように思います」
ドラマとは違い、イ・ジヌクは“17年も待たずに潔く告白するタイプ”。対するハ・ジウォンは、ちょっと違うそう。
ジウォン「ハナは高校生のときにウォンから“お前が嫌いだ”と言われて傷つくんです。私も同じような状況だったら、自分からは告白しないと思います。でもウォンみたいな男友達がいたら最高!!(笑い) ずっと一緒にいたいと思うはずです」
と言いつつも、劇中ではハナにもウォンにも年下の恋のライバルが登場! 特にハナは、人気男性グループINFINITEのエル扮する後輩ソンジェに心揺れる。
ジウォン「年齢は気にしないほうですけど、私自身ちょっと幼い部分があるので、年下とのほうが合う気がするんです。エルさんとの共演シーンはすごくドキドキしたし、彼はとてもステキでした」
エルとの共演エピソードを聞いている間、彼女の横で嫉妬したようにずっとチャチャを入れていたイ・ジヌクは、まさにドラマのウォンそのもの。そんな2人の微笑ましい姿が詰まったキュートな大人のラブストーリーを楽しんでください♪
(取材・文/さいきいずみ 撮影/キム・ジヒョン)
〈プロフィール〉
ハ・ジウォン ●1978年6月28日生まれ。168センチ、A型。’97年、女優デビュー。’00年の映画『真実ゲーム』『リメンバー・ミー』で新人賞など多数の賞を受賞し、’03年の主演ドラマ『チェオクの剣』が大人気となり韓国トップ女優に。その後、『ファン・ジニ』『シークレット・ガーデン』などの日本でも人気のドラマに主演。現在NHK BSプレミアムにて主演ドラマ『奇皇后―ふたつの愛 涙の誓い―』が放送中。2016年2月28日(日)新宿文化センター大ホールにて『2016 ハ・ジウォン 3rd ファンミーティング』開催。詳しくはハ・ジウォン日本公式イベントサイトhttp://www.hajiwon.jp/
イ・ジヌク ●1981年9月16日生まれ。185センチ、A型。数々のCMなどに出演するモデルとして活躍する中、’06年のドラマ『恋愛時代』で俳優に転身。翌年のドラマ『エア・シティ』では、チェ・ジウとも共演を果たす。兵役を終え、’12年の主演ドラマ『ロマンスが必要2』が、ヒット。ラブコメ作品に不可欠な俳優に。今夏、映画『怪しい彼女』が日本でも公開された。
『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書』
人生の半分を友達として過ごしてきた男女は、恋人になれる?
KNTVにて10月17日より日本初放送スタート
毎週土・日曜 夜8時45分~/再放送:毎週月・火曜 朝8時20分~
(c)SBS