s-matsushita0227

 岩手県大船渡市を舞台に、恋に仕事にパワフルに生きぬく人たちの姿を描く『恋の三陸 列車コンで行こう!』で、主人公を演じるのは松下奈緒(31)。

「“ばばば”なんて初めて聞きました。最初、台本が間違っているのかなって(笑い)。でも地元の漁師さんに“ここでは『じぇじぇじぇ』じゃない、『ばばば』だ”って言われて(笑い)。もちろん“ば”の数が多いほどビックリ度が高いそうです!」

 撮影が行われた大船渡では、地元の方とのたくさんの“出会い”があったそう。

「みなさんすごく歓迎してくれました。多くの方が“ゲゲゲ(の女房)”って言ってくれて朝ドラってスゴいなってうれしくなりました。おいしいものもたくさんいただきましたよ! おそらく私、一生分のホタテを食べました(笑い)」

 今回出演を決めた大きなきっかけにも、ある“出会い”が影響していたそう。

「本作の演出は『ゲゲゲの女房』も手がけた一木(正恵)監督なんです。監督の作品って、どこかにラブストーリー的な要素が盛り込まれていることが多くて。最近、恋愛ものから遠ざかっていたこともあってお話をいただいたときに“ぜひやりたい!”って申し出ました(笑い)。結果、すごく楽しく演じさせていただきました」

 最近、新しい出会いはあった?

「毎日いろんな “出会い”がありますね。今回の撮影でもたくさんの出会いがありました」

 タイプは“自分の知らないことを知っている人が好き”とキッパリ。では、理想のデートは?

「連れてってくれるなら、どこへでもついていきます! 私に合わせず“俺勝手コース”で大丈夫(笑い)。でも家じゃなくて、外がいいな。その人がお店で店員さんにどういう対応するのかとか、そういうところを見て“いいな”と思えたら、その先に何かあると思うんです」

 アーティストでもある彼女。コンサートデートはあり? なし?

「絶対イヤ!(笑い) どこでもいいって言っておきながら、私わがままですね(笑い)」

 そんな彼女も先日、誕生日を迎え、31歳に。昔からスリムな体形が変わらない。

「特別なことは何もしていませんよ。ただ、1日3回の食事を9時、12時、18時と決まった時間に食べています。これは昔から変わらないし、今でも守っています。身体も硬いし、運動するとケガしちゃうんです(笑い)。今朝はサンドイッチを食べましたよ。あぁ、もうそろそろお昼! お腹すいてきちゃった(笑い)」

 合コンをするなら?

「列車コンに参加してみたい! 目の前の風景は変わらないのに、景色はどんどん変わっていくなんて面白い。しかも限られた場所だから、いろんな意味で逃げられないですよ(笑い)。その妙な距離感がいいですね。“楽しい”と思える場所の延長線上に恋があるっていうのはすごく憧れです」


ドラマ『恋の三陸 列車コンで行こう!』

 市役所勤務の岩渕由香里(松下奈緒)は、男女の出会いイベント“列車コン”を企画。震災で姉を失った由香里だったが、その列車コンに突如、姉の夫・大迫達也(安藤政信)が現れて……!? 2月27日放送スタート。NHK総合・毎週土曜夜10時~。

撮影/廣瀬靖士