日本を代表する俳優ながら、腰の低さでも有名だった健さん。それは握手の仕方にもあらわれている。
「相手の手を自分の両手で、優しくあたたかく包み込むようにするんです」(映画製作会社関係者)
そんな健さんが“神対応”になったのは、あの大物俳優の影響があるという。ひと世代上の大物俳優・三船敏郎さんと雑誌で対談したときのこと。相手がオフで、撮影所に来てもらった。そのうえ大先輩を待たせてはいけないという焦りからかえって自分の撮影を長引かせ、先輩を待たせてしまった。
「しかし、三船さんは謝る健さんを制して立ち上がり“三船敏郎と申します”と丁寧に挨拶。この立ち居振る舞いに感動して、自分も同様の挨拶を誰にでもするようになったんです」(前出・スポーツ紙記者)