「黙っとれ! 誰かの意見を聞きたいんじゃない。嫌なら帰れ!」

 1月20日、東京国際フォーラムで行われた沢田研二のコンサート。ここで、ジュリーは驚くような暴言を吐いた。

「コンサート終盤、ジュリーはイスラム国の人質事件に触れながら、政治的な発言をし始めたんです。話の途中で客席から“歌って~!”という声が出て、それを聞いた彼が突然、怒り出したんです。会場はシーンとなってしまいましたよ」(コンサート客)

 そして、冒頭のようなセリフをファンに投げつけたのだ。

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オリジナルメンバーが44年ぶりに再結成

 ジュリーといえば、’87 年にザ・ピーナッツの故・伊藤エミさんと離婚。’89 年に田中裕子と再婚すると、世間的にバッシッグが高まった。このころから過去のヒット曲を封印し、テレビへの露出も減らすなど独自の道を歩み出す。

「長年のファンは、コンサートで騒ぐのが嫌いなことを知っています。昔は“キャー”という歓声が上がると、“こんなところで歌えるか!”と楽屋に帰っちゃうこともありました。昨年だって熱心な追っかけファンに、“いつも最前列で陣取っている。いつもいつも同じ人たちの前で歌う身にもなってほしい”と言って口撃し、しまいには彼女たちを“ババア”呼ばわりしていました。でも、そんなドSなジュリーを私たちは愛してるんです」(60代の女性ファン)

 ある音楽関係者は今回の騒動はジュリーに同情する部分もあるという。

「近年のジュリーは積極的にプロモーションせずとも、熱心な固定ファンがついていた。どこか、家族的な雰囲気のコンサートだったので、何をしても許されていたんです。でも、’13 年暮れにザ・タイガースの復活コンサートが行われ、若いころしか知らないファンが、何十年ぶりにコンサートに足を運ぶようになった。そこで、今度の問題が表面化してしまったんでしょうね」(コンサート関係者)