5年間司会を務めた嵐が昨年で降板、今年の『紅白歌合戦』(NHK)司会者候補として急浮上しているのが演歌歌手の北島三郎。しかし、北島が紅白引退や座長公演を辞めたのはそもそも体力的な問題があったからだと言われている。
だが、NHKは体調面より別の懸念材料があるという。
「NHKとしては話題性と演歌界の不満のガス抜きのため、何としても北島さんを司会にしたいんです。体力的な問題はリハーサル時間を減らしたり、局アナがフォローすることで、負担を軽くすることを考えています。それ以上に心配しているのは、北島さんの娘婿の北山たけしさんのことです。今、北島事務所は息子さんが社長ですが、実質的に取り仕切っているのは北島夫人。そんな、彼女のイチオシが北山さんなんです。なので、北島さんと一緒に北山さんもと言われても、ヒット曲のない彼を紅白に出場させるのは無理です。それで、交渉が決裂しなければいいのですが……」(紅白関係者)
そこで、北島事務所に紅白司会について聞いた。
「『思い出のメロディー』は戦後70周年というので司会を引き受けただけ。紅白の話はないですし、150パーセントないですよ」とのこと。
一方のNHKは、「その件に関してはまだ決まっておりません」と、素っ気ない。だが、別の芸能プロ関係者は、苦々しい顔でこう話す。
「北島さんの司会の話だって、結局はNHKがジャニーズ事務所の顔色をうかがっているから。ジャニーズ側は、次はⅤ6の井ノ原快彦にしたいけど、嵐からいきなりイノッチじゃ格落ち感が否めない。だから、今年は北島さんにやってもらうってこと。もちろん、ジャニーさんは意外に男気のある人だから、本心では北島さんに戻ってきてほしいと思っているのでしょうけど、周囲はいろいろ思惑がありますからね。北島さんで9分9厘決まりでしょうが、もし彼が固辞した場合は、タモリさんっていう名前も水面下で出ているみたいですよ。でも、それじゃ、テレビ朝日と変わらなくなっちゃうけどね(笑い)」