0617_妖怪ウォッチ
 6月10日、東京駅地下街に期間限定で出店していた『妖怪ウォッチ』ショップ。わずか2日間でグッズが完売し、営業休止となる事態に。その後4月14日から再オープン、終了日までの間は応募抽選による入場制限が敷かれた。

「当初は入場自由だったのですが、6組様を1日16回の入れ替え制で営業しました。お台場に新店がオープンしますので、ただいま抽選を受け付けています」(店舗スタッフ)

 1月に玩具『DX妖怪ウォッチ』、『妖怪メダル』が発売されると、

「デパートやおもちゃ店への入荷情報を聞いて駆け回っても、開店前には長蛇の列ができて整理券もあっという間になくなってしまいますオークションをのぞいてみると『DX』が軒並み1万円以上、『メダル』も数十パックのまとめ売りで1万~2万円です。『妖怪ウォッチ』でオークションを検索すると1万件以上もヒットするんですよ」(購入希望客)

 店頭では手に入らないはずなのに、ネットでは大量に売り出されている。いわゆる“転売”で小遣い稼ぎをする大人たちのターゲットにもなってしまったようだ。

 玩具を入手できたとしても、大人たちの奮闘はなお続く。玩具売り場には、『メダル』で遊べる『妖怪おみくじ神社』なるガシャポンゲーム機が併設されている。ここでは、

「子どもが学校に行っている間に、私や祖父母が代わりにゲームを頼まれちゃっています。何でも、ガチャガチャでしか手に入らないレアメダルが欲しいみたいで。でも、今はどこもすっからかんで、探し回っています」(母親客)

 子どものための玩具にもかかわらず、大人をも巻き込んでいる『妖怪ウォッチ』。騒動の最大要因となっている品薄状態はいつまで続くのやら。

「現在、工場生産を増加、6月下旬までには3倍ほどの商品が出荷されると聞いています」(量販店関係者)