ここ最近、特に増えている人気漫画の実写映画化。すでに固定ファンが多いことから予算が組みやすく乱発が進んでいる。しかし、人気作品+人気監督+豪華キャストがそろい踏みしてもなんとも評判のよくない作品が多い。その理由について関係者に話を聞いた。
「累計7000万部を発行する超人気漫画『鋼の錬金術師』が、'17年公開で実写化が決定。主演はHey! Say! JUMP山田涼介さん、共演はディーン・フジオカさん。また現在、『週刊少年ジャンプ』で連載中の人気作品『銀魂』も小栗旬さん主演で'18年の公開を目指して、間もなく製作がスタートするそうです」(コミック編集者)
しかし、ちょっと気になることが。原作漫画は人気を博しているにもかかわらず、その実写映画はあまりよい評判を聞かないのだ。
「『鋼の錬金術師』でディーンさんが演じるキャラは以前、作者が“及川光博さんがいい”と単行本の中で公言していたことから、ファンからは反対の声が起こっています。山田クンに対しても、“カラダ、ぽにょぽにょのくせにやるな”“顔が絶望的に合ってない”など、ネット上では否定的な人が多いですね」(コミック編集者)
コメディー色の強い『銀魂』にも、主演の小栗に対し、「ちゃんと笑いがとれるの?」など懐疑的な声が多い。
「全裸シーンもあるので、“原作に忠実に全裸やれよ”という声もありますね(笑)」(コミック編集者)
実際に“大コケ”となった実写映画もこれまでに多い。昨年公開された実写版『進撃の巨人』は、前評判は高かったが興行的には振るわず。
「前後編のうち、特に後編に人が集まらず、その不人気ぶりに、上映回数を大幅に減らした映画館もありました」(映画配給会社関係者)