『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』で女優デビューした田中道子 撮影/廣瀬靖士

「豪華なキャストの方々の中に入っていく不安とプレッシャーはありましたが、みなさんすごく優しくしてくださって。今は少しずつ力が抜けて、現場を楽しむことができています」

 ドラマ『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系 木曜夜9時)で、西田敏行が演じる病院長・蛭間重勝の秘書・白水里果役で女優デビューを果たした田中道子(27)。『ミス・ワールド2013』日本代表という経歴の持ち主だが、初めての演技で意外なうれしさを発見したそう。

「モデルとは違い、つねにキレイに映る必要がないということに居心地のよさを感じました。自分の映りを気にするのではなく、今はとにかく演技力を身につけていきたいです!」

 お金と権力が好きで、蛭間を手玉に取る魔性の女という役どころに、

「最初こそ、この役に共感できないだろうなと思っていたのですが……。台本を読み進めているうちに感情に素直で“正直な女性だな”と思うようになり、今ではすっかり愛着が湧いてきました(笑)。秘書をしている友人に、ふだん気をつけていることや対応の仕方を聞いてみたり、楽しく役と向き合っています」

 目力も強く“魔性の女”という言葉にピッタリな美貌! ハキハキと話す彼女に好きな男性のタイプを聞くと「年上の人に憧れることが多い」と話す。西田をはじめキャストは生瀬勝久、勝村政信、吉田鋼太郎など“年上”ばかりの男性でよりどりみどりなのでは……?

「2話で鋼太郎さんとウインクを交わすシーンがあったんですけど、もう、すごく素敵でした(笑)。学ぶことばかりの現場なので、ずっとみなさんのことを見て勉強しています!」

 これから挑戦したいのは?

「アクション映画に出てみたいです! パーソナルレッスンでパンチやキックだけじゃなく、回し蹴りやバク転なども練習しているので、いつか披露できたらうれしいです。あと最近は、恋愛モノにも出てみたいなと思います。事務所は“恋愛禁止ルール”があるので、役の中で恋愛してみたいです(笑)」

 最後に美容で気をつけていることを教えて。

「私、食事に関してはけっこうズボラなんです(笑)。でも毎日しているのは、朝晩に自分の身体を鏡で逐一チェックすること。家には体重計を置いていません。数字は気にせず、肌の調子や身体の引き締まり具合を自分の目で確認するようにしています。あとはやっぱり、身体を動かすこと!」