今年も残すところわずかとなりました。あなたにとって、2016年はどんな年でしたか? わたしにとってこの1年は、死ぬときに一番思い出に残るだろう1年となりました。
でもそれは、たまたま思い出に残る年になったのではなく、自分で思い出に残る年にしようとお正月に決意したからです。そうしたら、本当に人生が大きく変わるような年になったのです。
人は「生きている通りの人生」を歩みます。人の身体は自分の意志の通りに動こうとプログラミングされているからです。トイレに行こうと思えば、トイレのドアを開ける。シャワーを浴びようと思えば、バスルームの扉を開ける。
トイレに行こうと思ったときに玄関のドアを開けないし、シャワーを浴びようと思って押入れの戸を開ける人もいない。そう、脳は意志を実現するためにプログラミングされているのです。
だから、あなたもこの人間の特性を利用して、自分の脳に言い聞かせるのです。
「こうなりたい」「これが欲しい」「ここに行きたい」と。
わたしはこれを今年のお正月にインプットしました。そうしたら、思いがけないことが次々に起こり、普通に暮らしていたら会うはずも、テーブルを囲むはずもないような方と出会い、大きく人生が今までとは違う方向に舵を切ったのです。
でも、わたしたちって、つい自分のこころに蓋をして、飛び出そうとしている感情を押さえ込んでしまいます。この感情が暴れ出せば、手に負えなくなることをこころの底の感情が考えているからです。
だけど、その手に負えない感情が、わたしたちをしあわせへと導いてくれることをわかる必要があるのです。
わたしたちは、思ってもいなかったことが現実になり、しかもその思ってもいなかったことが現実になったときが実は飛び上がるほど嬉しければ、それを「至福」と感じるのです。
「至福」を更新し続ける人生、それが「至福の人生」なのです。あなたにも「至福の人生」を味わっていただきたい、そう思います。
そのために、来年こそは、自分の感情に蓋をしないで、飛び出させてあげましょうよ。
来年があなたにとって「至福の年」になりますように、そう願って今年最後のページを締めくくります。
良いお年をお迎えください。
《プロフィール》井内由佳(いうち・ゆか)◎福岡県生まれ。福岡大学商学部卒業。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。1989年に神さまのお告げが降りる。1991年より夫が経営する輸入車販売会社の取締役を務めるのかたわら、自宅で人々の相談に応じ、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けている。福岡市在住で二男二女の母として、毎日、楽しく、嬉しく暮らしている。【公式携帯サイトhttp://iuchi.augury.jp/】