ライフ 2019/12/22 90代の親を通いで在宅介護して、痛切に感じた「高齢ひとり暮らし」の限界 介護おひとりさま松原惇子 松原惇子(ノンフィクション作家) 印刷 [写真 1/9枚目] ※写真はイメージ [写真 2/9枚目] 「ヒートショックで亡くなってから1〜2週間。追い炊き機能でずっと温かかったのか、ご遺体の腐敗が進んでいました」。赤黒く染まった水面には、ドロドロと皮膚が浮いている('18年撮影) 撮影/齋藤周造 [写真 3/9枚目] 「最近は“第一発見者になりたくない”“事情聴取がめんどくさい”という理由で、なんとなく異変に気づいても通報しない人が増えています」。この現場も亡くなってから発見までに時間がかかったため、布団に広がった体液の色は、茶色くどす黒い('18年撮影) 撮影/齋藤周造 [写真 4/9枚目] 「これからゴミ屋敷は増えていくと思います」と小島さん。「掃除のやり方を知らない人が増えているんです。あと、ゴミの分別が厳しすぎて、それで捨てられなくなってしまう人もいます」。見やすくするため減らしているが、実際はゴミの量はこの倍の高さくらいまであるそう 撮影/齋藤周造 [写真 5/9枚目] 自殺する人は、亡くなった後のことを前もって調べることが多いようで、「自分の体液が漏れたことによってあとから高額なリフォーム代が家族に請求されないように、床にはブルーシートが敷いてあることもあります」。また、壁にはガムテープで“ゴメン”の文字が('18年撮影) 撮影/齋藤周造 [写真 6/9枚目] 写真右側の黒い部分が髪の毛や血の塊。ここに男性の頭があった。吐血したと思われる血は玄関口(上のほう)に向かい流れていた。風呂場にも吐血した痕が [写真 7/9枚目] 体液などが染みついた部分をはがすスタッフ。清掃後はにおいが消えた [写真 8/9枚目] 電気が通っていないので霧吹きで室内を消毒。普段は電動噴霧器を使用 [写真 9/9枚目] 男性の部屋には大量のビールの空き缶が。カウンターには小銭が並べられていた この写真の記事へ戻る