――女性ってどういう存在ですか?
松下 男の上をいく存在やなって思いますけどね。男が世界を回してるようで、女の人が回してるもんやと思うから。だから僕は、勉強ができるとかって意味じゃなくて、賢い女性が好きです。
平間 意識させてくれる存在じゃないですか。何をするにしても、僕は常に女性を意識しちゃう。ダンス始めたきっかけも,わかりやすくモテたいとかだったので(笑)。今もああいうダンサーになりたいとか、こういう表現の仕方がカッコいいとかいろいろ考えるときに、やっぱりどっかで「これやったらモテるかな」とか思いますね。意識するポイントはやっぱり女性になる。別に女の人にどう思われてもいいやってなったら、俺、たぶん写真とかでも笑わないと思います(笑)。
松下 ホンマおもろいな(笑)。言わんでええねん、そんなん(笑)。
平間 アハハハハハ!
松下 どういう女性がタイプなん?
平間 固まってないかも。今まで好きになった人、みんな違うタイプかもしれない。共通点を挙げるなら、ちゃんと真面目な人。裏切らない人がいい(笑)。
――次に舞台で共演するとしたら、どんな作品をやってみたいですか?
松下 僕は、稽古って仕事をやるための準備やと思ってるので、仕事としてやりたくないから、なるべく楽しくあってほしいんですよ。壮ちゃんがいてくれてるだけで、確実に稽古場は楽しくなるから、それがどんだけ面白くない舞台でもいいかな(笑)。
平間 アハハハハ! わかるな~、それ。でもうれしい。何やってもたぶん楽しくはなるんだろうけど……俺、優也と一緒に『イン・ザ・ハイツ』出たいな~。
松下 だったら、『イン・ザ・ハイツ』と同じ劇作家の『ハミルトン』やってみたくない? 古典的なミュージカルではなくて、前衛的なヒップホップミュージカルだから、いいと思うんだよね。
平間 いいね。それか、『ニュージーズ』かな。ブロードウェーで人気のミュージカルで、新聞販売少年たちが主人公の話なんだけど、バレエをあえて汚く踊ったり、アクロバットとかタップも全部ちょっと崩してる系のダンスがいいんだよね。
松下 それも面白そうやね。
――最後に改めてお互いはどんな存在ですか?
松下 僕にとっては、壮ちゃんみたいな存在が、この世界で活躍してることが安心できます。俺が俺がって行かないし、素直だし、汚(けが)れがないというか(笑)。
平間 アハハハハ!
松下 壮ちゃん自身は全く芸能界に染まってないのに、しっかり結果を残してるところに安心します。ずっと壮ちゃんは壮ちゃんのままでいてほしいですね。お互いもっとそれぞれの高みにいって、また何かやれたらいいなって思います。
平間 そのままでいると思う(笑)。優也がいろんなことをやってくれてるから、僕も芝居とか歌とかいろんなことをやり続けようって、思えるんでしょうね。優也がいろんなことで成功してる姿は、俺も続けてたら身になるんだっていう支えにもなってますね。
だって僕が自信をもって誇れるものってダンスしかないから、今でも芝居やるのってすごく恥ずかしかったりするんですよ。だけど、そういうものも乗り越えてやれるのは、優也という大きな存在があるからなんですよね。