“へっぽこ”ふたり組に注目！
藤子不二雄に憧れている、あかね荘の坪内祐二（浅香航大）と新田啓輔（岡山天音）。彼らの“誕生秘話”。
「朝ドラの企画が通るまでには紆余曲折（うよきょくせつ）がつきもので、実は『ひよっこ』の企画が通るまでもたくさんの企画書がボツになり“屍”になっていて（笑）。その中の藤子不二雄先生の自伝的漫画『まんが道』っぽい要素を、『ひよっこ』に持ってきたんです」
彼らの漫画は、『ゲゲゲの女房』のときにも漫画指導で参加していた海老原優さんが手がけている。
「漫画家ふたり組の路線が変わっていくので、海老原さんにもギャグ漫画から少女漫画まで、さまざまなタッチで描いてもらっています。セリフでは出てきませんが、ふたりのペンネームは“つぼ田つぼ助”。漫画のはじに小さく書いてあるので、見つけてください」
隠れイケメン!? の恋
仕事先の安部米店で店主の娘・さおり（伊藤沙莉）こと本名・米子に熱烈なアタックを受けている三男（泉澤祐希）。このまま押し切られる!?
「僕らの中でも、三男が思い続けている時子（佐久間由衣）とさおりが五分五分くらいの存在になってきていて。ここまでくると、どちらともくっつけてあげたいなと思っています。
島谷やヒデ（秀俊／磯村勇斗）たちが“イケメン枠”といわれる中、三男が入ってないのが不思議なんですよ。僕らはイケメンだと思っているので、ぜひ三男の恋も応援してあげてほしいです」
ズバリ、みね子は結婚する？
「今の段階で言いますと、結婚まで物語がいくか、青春のままで終わるか、どっちもありなんです。まだ最終週までの台本は作っていませんので。でも当初、みね子が30歳くらいまで描こうと考えていたのですが、そこまでいかないと思います。予定していたよりも、ひとつひとつの展開を丁寧に描きましたから。
みね子の妹弟、ちよ子（宮原和）と進（高橋來）も、できれば代替わりさせたくないと思っています。進が声変わりして“父ちゃん”って実に呼びかけたら、記憶が戻っても“君、誰？”ってなると思いませんか（笑）？」
