いろいろ悩んだという、人生の決断の裏にはこんな出会いが。
「僕は目標がないとダメなタイプで、サッカー選手の夢をあきらめたとき、何か将来やりたいものを見つけたかったんです。そういう意味でも、早い段階で今の仕事に出会えたのは幸運です」
時折、笑顔を交えながらも、どんな質問にも真摯(しんし)に丁寧に答えてくれる竹内。それは親の厳しいしつけの賜物(たまもの)?
「両親というより、サッカーのコーチが厳しかったんです。練習で家にいる時間が短くて、礼儀や挨拶、先輩との上下関係とかはサッカーから学んだことが多かったですね。逆に両親とは隠し事も恥ずかしいと思うこともないほど仲がよくて。まるで友達みたいです(笑)」
写真集の撮影で訪れた台湾で…
そんな竹内は2冊目の写真集『1mm』を7月22日に発売。2月に撮影のため、1度は訪れてみたかったという台湾を旅した。
「独特な夜市のライトの色とか、何気ない山の風景とか、台湾の色のあふれる景色の中で写真を撮りたかったんです。行ってみると親日家の方も多かったですし、何を食べても美味しくて。
いちばん驚いたのが台湾のお茶。おもてなしで、ワイングラスに入ったものを飲ませていただいたんですが“うわ、おいしい!”ってお茶で初めて感動しました。次に行くならトルコ。(中華、フレンチと並ぶ)世界三大料理のひとつを本場で食べてみたいからです(笑)」
夏の初体験の思い出は?
「去年の今ごろは『時をかける少女』の撮影を静岡の沼津でやっていて。そこで初めて夏に何回も海に入ったんです! サッカーをずっとやってたので、夏休みって毎日練習なんですよ。学校がないぶん練習時間も長いし(笑)。だから、海に行くとかほとんどなかったんです。撮影以外でも入ったりして、いや~最高でした! 夏を生きているって感じでしたね(笑)」