元SMAPメンバーの“分裂”がもうすぐ現実となる。事務所を離れることを発表した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人は、あと1か月でジャニーズ事務所との契約が終了するのだ。
「独立を決めた3人がこれからどういう活動をするのかは、まったく表に出ていません。新しい仕事が入っているのかどうかについても、何もわからない状況です。契約解除の日まで、3人とその周囲の人間は徹底した情報管理をすることにしたみたいですね」(スポーツ紙記者)
ジャニーズ関係者も沈黙を守っている。
「当然ですが、ジャニーズ事務所に新しい仕事のオファーは来ていないようです。彼らの今後の予定は誰も知りません」(ジャニーズ事務所関係者)
昨年1月に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で“謝罪メッセージ”が流され、7か月後の8月に年内での解散が発表された。全員がジャニーズ事務所に残留したものの、12月いっぱいでSMAPは25年の歴史に幕を閉じたのだった。その後、メンバーそれぞれの動向が注目されていた。
「SMAPは毎年9月に契約更改するんです。3か月前の6月に意思を確認することになっていて、最後の最後まで木村拓哉を除く4人が一緒に退社するのではないかといわれていました。
でも、6月18日に事務所から発表されたのは、稲垣、草なぎ、香取の3人の契約終了でした。中居正広は木村とともに残留の道を選んだんです」(前出・スポーツ紙記者)
4人が一緒に独立すると考えられていた背景には、ジャニーズを辞めたI元マネージャーの存在がある。解散騒動の発端は、ジャニーズのメリー副社長とI氏との対立が表面化したことだった。
「I氏はジャニーズを出てから表舞台から姿を消していましたが、ひそかに復帰への準備を進めていたといいます。
“芸能界のドン”を後ろ盾にし、中国での活動も視野に入れているという話もありましたが、それは事実ではなく、実際は芸能界とは関係が薄いもののかなり大きなスポンサーを得て、すでに芸能事務所を設立したと聞いています」(テレビ局関係者)
しかし、4人そろっての移籍というシナリオはもろくも崩れてしまった。