――ドラペダのメンバーでの宴会は盛り上がりそうですね。
「全員で飲むっていうのはあんまりないですけど、盛り上がりますね。声が大きくなっちゃう人ばっかりなんで(笑)。お酒飲んでテンション上がっちゃうと」
――このドラマがきっかけで自転車の魅力に目覚めたとか?
「ハマりましたね~。1回1回ペダルを踏むごとにちゃんと地面に伝わってくれる力と、それに比例して進んでくれるという感じが、やっぱり気持ちいいですよね。だから買いました。今泉俊輔が乗っているスコットっていうメーカーのを。今泉モデルじゃないんですけどね」
――けっこうプライベートでも乗ってるんですか?
「長距離っていうほどの距離じゃないけど、15キロくらいは走ったことあります」
――稽古場まで行くとか?
「ちょっと時間に余裕があるときは。まあリフレッシュですね。景色を見ながら走るっていうのはいいですよ。風を感じられるのも気持ちいいですね。エンジョイしてます。でも、それこそ夏の現場とかだと、もう汗びちゃびちゃになっちゃうから、メイクさんに嫌な顔されるんで(笑)。それは控えてます」
――木村さんと今泉俊輔は似ているところあります?
「言動は似てないなって思いますね。でも、たぶん僕がチャリンコに乗ったら、ああいう走り方になるんだろうなって思う。やろうとしてることは一緒、みたいな」
――今泉の気持ちがわかる?
「今泉は“先頭が一番静かだ”ってよく言うんですけど、その気持ちもわかります。だから、前に人が走ってるとイライラする。そういう面では似てるんですかね」
――何かに取り組むときのストイックさとかは?
「いや、自分ではストイックなつもりはないんですけどね。でも、周りからはストイックって言われるから似てるのかなぁ。よく器用貧乏って言われますけどね、僕」
――ドラマ『弱虫ペダルSeason2』では、インターハイの3日間が重要なシーンになってくると思いますが、注目してほしい見どころは?
「思いを託しながら、金城を放つっていうシーンがあるんですけど、やっぱりそれが一番、僕的には見てほしいところですね。金城がスタートするときに、僕が“お願いしまーす!”って言って必ず背中を押すんですけど、その前からの流れが、すごく胸が熱くなるシーンというか。何回見てもグッとくるものが詰まってるので、ぜひ見てほしいです!」
“俺できてる”って思いながらやってたら、とっくに僕なんかいなくなってる
――『テニミュ』でデビューされて、数々の2.5次元舞台に出演されていますが、木村さんが思う2.5次元作品の魅力や面白さとは?
「まず、現実にありそうでありえないキャラクターになれるっていうのが魅力じゃないですか? ナチュラルなようでナチュラルじゃない、みたいなところがけっこうあるから。でも僕、そこから入ってるから、逆にナチュラルをやってみたいとも思いますけど。最近、ドラマや映画でも2.5次元作品は多いし、すごく注目されていますもんね。漫画は日本のよき文化だし、このコンテンツは素晴らしいものだと思います」
――2.5次元作品に出演するときに、役作りなどで大事にしていることは?
「原作って答えじゃないですか。で、答えがある中でやると、たぶんそれにしかならないと思うんですよ。だから、原作は行き詰まったときに見るくらいで。それまではあんまり読んだりはしないかな」