ハンガリーは日本の皇室とも親交が深いと説明するのは、青山学院大学大学院国際政治経済研究科教授の羽場久美子さん。
「昭和天皇が騎乗していた『白雪』という白馬はハンガリー産で、大正時代の末期に騎兵少佐の遊佐幸平という人物が買いつけた馬だそうです。
美智子さまは前の駐日ハンガリー大使と交流があって仲がよろしいですし、ハンガリーからオペラが来日してコンサートが開かれると、皇室の方々も鑑賞されるなど、二国間の結びつきは強いと思います」
'09年に秋篠宮さまは、ハンガリーとの国交樹立140周年などを記念した『日本・ドナウ交流年2009』の名誉総裁に就任されている。
それに伴って、紀子さまとともに中東欧4か国を訪問され、ブダペスト中心部にある『国立工芸博物館』や障害者施設を視察された。
そんな皇室ともなじみのある国を旅行されていた秋篠宮さまと眞子さまだが、おふたりだけで海外旅行に行かれることが多いのはなぜなのか。
秋篠宮さまが抱く「複雑な思い」とは
「秋篠宮さまにとって眞子さまは、初めてのお子さんなので思い入れは強いでしょう。
'06年には伊勢神宮に父娘で訪れて、おそろいの法被をお召しになり『御木曳』をされたほど仲がよろしいです」
そう話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。
「眞子さまは行動力があり、海外留学や国際親善のために各国を訪問されていて、そのたびに両陛下のもとへ出発と帰国のご挨拶に行かれます。
きびきびと動かれる眞子さまのことを美智子さまも“さすがは内親王ですね”と、ほめていらっしゃったそうですよ」(渡邊さん)
美智子さまからも厚い信頼を受ける眞子さまだが、来年中には結婚して皇室を離れられることに……。