朝ドラに出演して、周囲の反応は変わった?
浅香「僕は“本当に出ている?”って言われます。普段の僕と祐二はキャラが違いすぎてわからないみたい(笑)。メガネと帽子のせいもあるかもしれないけど」
岡山「僕はこの前、NHKに向かおうと家を出たら、お隣の方に“毎朝、みんな本当に楽しみにしているから”って。ゴミ袋を両手にぶら下げながら言われました(笑)。今まではそういうのはありませんでしたね」
浅香、岡山を含め、今、20代半ばの俳優たちが活躍している。その世代の中にいるという意識はある?
岡山「多少は意識しています。そういう中で勝ち上がっていかなくてはいけない、という気持ちは常にありますね。周りがこうするからこうやってやろうというのと、自分は自分だみたいなのと半々かな」
浅香「僕は今、仏の精神なので、川のせせらぎのように生きたいというのがテーマなんです(笑)。だから、ほかの人が何をやっていても“ああ、やっているな”という感じ」
岡山「へぇ……」
浅香「みんながいるから、僕らしさもいつか出てくるな、という感じですね。呼んでいただけるのなら、それに応えなくてはという闘志はあります。物語の流れの中で、求められていることをしっかりやる。だから祐二を演じることがどれだけ恥ずかしくても(笑)、自分の立ち位置を貫きます!」
コラム:つぼ田つぼ助作品集!
■『いつかは空飛べ ロボッ太くん』
漫画指導の海老原優氏が「ものすごくつまらない漫画を描いてください」とスタッフから頼まれ描いた作品。しかし、初めのラフの段階で、「まだおもしろい、もっとつまらなく!」とリクエストされ何度もダメ出しされたとか。
■『がんばれ火星ロボ ジェミ二郎』
8月21日放送の121話で、行方がわからない漫画家の部屋で、早苗が手に取った作品。中身は火星人に作られたロボット・ジェミ二郎の、ダジャレギャグ満載なのだが、そのレベルが……。
■『恋の初心者(ひよっこ)』
いわずと知れた、みね子を主人公にした恋愛漫画。島谷(竹内涼真)との恋を実録として描いたが、編集者からは「ヒロインが地味」と、ダメ出しされてしまった。でも、ヒデ(磯村勇斗)がみね子のお相手になりそうなことに気づいた祐二・啓輔は――。
<プロフィール>
あさか・こうだい◎1992年8月24日生まれ。神奈川県出身。『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』で連ドラ初出演。朝ドラは『マッサン』以来2回目の出演になる。11月11日には映画『南瓜とマヨネーズ』が公開。
おかやま・あまね◎1994年6月17日生まれ。東京都出身。『中学生日記』で俳優デビュー。映画『パーフェクト・レボリューション』が9月29日公開、『氷菓』が11月3日公開、『おじいちゃん、死んじゃったって。』が11月4日公開。