「20代に比べて、前よりどんどん身体が軽くなっている感じはしますね。経験則に基づいて、自分のできることできないことを判断できるようになって、変なカロリーの使い方をしなくなりました」

 いま最も注目を集める男・高橋一生(36)が吹き替えに初挑戦! 海外ドラマ『THIS IS US 36歳、これから』(10月1日(日)スタート)の主人公と同い年の彼は、

年齢はある種の通過点だと思っています。でも、やらなければならないことや、ものごとの密度、任せていただけるパートの比重など、20代よりもっと奥行きが出るようになってきたっていうのは実感しているんです。きたる40代に向けて、自分がどういう俳優になりたいかっていうフォーカスみたいなものをあまり絞らないようにしていますが、自分の精神を大人にしていかなきゃいけないなってことはすごく考えています」

 大河『おんな城主 直虎』の出番が終わったと思ったら、10月からは朝ドラ『わろてんか』に出演、月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?〜』もスタート!

「僕の感覚では、学校のクラス替えみたいな感じなんです。毎回、“よく存じ上げてましたけど”っていう方たち(出演者、スタッフ)と初対面でやらせていただけて、毎回人との出会いがあって、得るものが大きいですね」

 いくつになっても謙虚なのが彼の大きな魅力のひとつ♪

俳優としての成長は、自覚しないようにしています。それは、評価してくださるみなさんのお言葉で語られるのが一番いいのかなって。自分で“成長したな”なんていう実感みたいなものは、ちょっと持ち上がってくることがあったとしても、抑えつけちゃいますね

 サラリと言ってのける36歳、なかなかいない!

「背負うものが大きくなってしまうからこそ、ガチガチになるわけにはいかなくて。(趣味の)登山もそうなんですけど、本当にひざが硬くなっちゃうと動けなくなっちゃうんで。どんどん身体をやわらかくしていかないとって思っているので、そんな思いで生きてます。前はすごく、“しっかり自分の人生かじ取りしなきゃいけない!”って思ってたんですけど、いろんな人に生かされているなってこの年になってずいぶん感じ始めると、もうかじを手放してもいいんじゃないかなって」

 36歳といえば、年齢的にそろそろ結婚も考えている……?

結婚したり子どものいる友人に聞くと、結婚って本当にタイミングらしいんですよね。“この人だ!”ってタイミングが来るのを待っていて遅くなったら、こういうところ(会見)で“やっぱり無理でした”って発表します(笑)まずいみたいです。自分から動かないと、どうも結婚ってやってこないみたいです(笑)