昨年は2年ぶりに視聴率40パーセントを超えたNHK『紅白歌合戦』。それを超えようと、来年9月での引退を発表した安室奈美恵の出演交渉を進めているが、早くも敗色濃厚だという。
「レコード会社としてはCDの売り上げに結びつく紅白に出てほしいのに、彼女が信頼する音楽プロデューサーは、そのことに無関心なんです。その彼がほとんど耳を貸してくれないと紅白関係者は嘆いていましたね」(レコード会社関係者)
もうひとり、9月の会見でNHK会長が出場を熱望していた桑田佳祐はどうだろうか?
「こちらは同じ事務所の小出恵介が未成年との淫行でNHKの撮影ずみのドラマをお蔵入りさせてしまった引け目があるので、出場確定でしょう。ただ、横浜で年越しコンサートがあるため中継に。それに、サザンオールスターズでなくソロということもあり、目新しさに欠けるのは否めないですね」(テレビ誌記者)
そんな白組が初出場の目玉と狙うのがB'z だが……。
「'08年のデビュー20周年のときには、NHKが半年間も密着して番組を作りましたが、紅白だけは出てくれなかった。今年は年末にナゴヤドームでコンサートがありますし、出演は絶望的ですね」(スポーツ紙記者)
だが、今年の白組は初出場メンバーが多彩と評判だ。
「ジャニーズから、昨年出場したKinKi Kidsに代わり、デビュー10周年のHey!Say!JUMPが出る予定。それと、EXILEファミリーのGENERATIONSも間違いなく出てくるでしょう。あと、オリコン1位をとった三浦大知も当確です」(同・スポーツ紙記者)
だが、意外なアーティストが初出場の本命だという。
初出場の本命は意外なアノ俳優
「大河ドラマ『おんな城主 直虎』で万千代を好演した菅田将暉です。年配の視聴者からのウケもいいし、歌は若者から広く支持されている。
あと、大ヒット映画『美女と野獣』の吹き替えを担当した山崎育三郎&昆夏美のミュージカルコンビ。山崎はドラマでも活躍していますしNHKが得意の“ディズニーもの”として有力候補です」(前出・レコード会社関係者)
そんな白組に対し、安室を逃した紅組は復活組に注目が集まりそう。
「現在放送中の朝ドラ『わろてんか』の主題歌を歌う松たか子が18年ぶりに紅白に帰ってくるようです。
また、高校のダンス部日本一を決める大会で準優勝を果たした大阪府立登美丘高校がボディコン姿で踊った、荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』です。ネットなどで火がつき10月31日に放送される『うたコン』(NHK)の出演も決定。紅白出場となれば25年ぶりの快挙です」(芸能プロ関係者)
そんな荻野目に負けないくらい、バブルの香りがする工藤静香も候補のひとりだ。
「今年はデビュー30周年ですし、SMAPが解散したことで、共演NGといわれた夫の木村拓哉とバッティングすることもなくなった。大手を振って出場するのでは」(同・芸能プロ関係者)
ここに来て復活組など、昔の名曲が注目されることについて、芸能ジャーナリストの佐々木博之氏はこう分析する。