昔のヒット曲、演歌で復活する歌手も

「前回の朝ドラ『ひよっこ』では昭和40年代のヒット曲が多く流れ、視聴者にかなり好評でした。やはり昔のヒット曲は国民的な人気がありますからね。

 ドラマの中で太田裕美が歌うオリジナルソング『恋のうた』が流れたときは、“誰が歌っているんだ”とかなり話題になりました。彼女の往年のヒット曲『木綿のハンカチーフ』とのメドレーは、十分に考えられるでしょう」

 “大人の歌”といえば演歌だが、出場枠は徐々に削られ冬の時代だ。芸能レポーターの石川敏男氏は、

「昨年出場した演歌歌手は、人気実力ともに抜けた存在なんですが、若手にも素晴らしい歌手が育っている。元AKB48で今年『鯖街道』がヒットした岩佐美咲や『月枕』が好調な明大卒の竹島宏など、演歌枠が広がれば当然、声はかかるでしょう」

 と若手の出場に期待する。

「視聴者からは、いまだに“北島三郎を見ないと大みそかという気分になれない”という声は多いんです。昨年9月に頸椎性脊髄症で手術してからは安静にしていましたが、来年2月には大阪でコンサートの予定がある。

 体調はいいようですので、なんとかサブちゃんには出ていただきたいですね」(NHK関係者)

 演歌の大御所が出てくるとなれば、お笑い“BIG3”のこの人も忘れてはならない。

現在、白組司会は9年連続でジャニーズのタレントが占めている。今年も嵐の松本潤が有力との見方もありますが、局内では“一党独裁”を嫌い、タモリさんを推す声は多いんです。そのため、彼が熱烈ファンと公言する小沢健二もタモさん枠で内定しているんです」(同・NHK関係者)

 昨年6月26日にZepp東京で行われた小沢のライブを、タモリは極秘で見に来ていたという。NHKにそこまでお膳立てされては、司会を受けざるをえないか……。

「タモリが白組となれば、紅組司会は笑福亭鶴瓶という声も出てくるでしょう。2年連続で有村架純という声もありますが、お世辞にも司会はうまくなかった。それに“タモリさんや鶴瓶さんが司会なので……”とNHKに言われたらジャニーズをはじめ、他の事務所も“そうですか”とあきらめるしかないですからね」(別の芸能プロ関係者)

 出演者の発表まであと1か月あまり。どちらにせよ、今年は“大人の紅白”がキーワードになりそうだ。