眞子さまにとって特別な誕生日
公務とミュージアムでの勤務、さらには研究まで取り組む眞子さまは、10月23日に26歳の誕生日を迎えられた。
皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、今年の誕生日は“特別な意味”があると話す。
「眞子さまは来年の秋までに小室さんと結婚される予定ですので、皇族として“最後の1年”になります。
来年のお誕生日は民間人としてお迎えになる可能性があり、これからの1年は“特別な思い”があると思うので、内親王として最後まで公務に邁進されるのではないでしょうか」
来年の夏から秋にかけて結婚する見通しの眞子さまだが、その後は民間人として生活されることに。皇族としての“ラスト1年”は、今まで以上に公務に全力で励まれる日々になることだろう。
眞子さまは現在、『日本工芸会』の総裁や『日本テニス協会』の名誉総裁をお務めになっている。
それらの関連行事にもお出ましになっているが、秋篠宮家と長年、親交がある日本画家の上村淳之さん(84)は、眞子さまが「児童福祉」にも興味を持たれていると話す。
「まだ眞子さまが小さいころ、東京の百貨店で開かれた私の個展にいらっしゃったことがありました。その後、学習院初等科の卒業文集に私の絵のことについて書かれたそうで、とても光栄なことでうれしかったことを覚えています。
最近では、昨年2月に私が館長を務める京都の『学校歴史博物館』で特別支援教育の歴史を紹介する企画展にいらっしゃいました。
眞子さまが子どもの福祉にたいへん関心があるとのことで、展示を熱心にご覧になっていましたよ」
子どもたちに対してだけではなく、国内の自然災害による被災地にも心を配られている眞子さまは、'11年7月に東日本大震災の被災地である宮城県石巻市と岩手県大槌町を訪れ、身分を隠してボランティア活動をされた。
昨年10月にも岩手県で開催された国体に合わせて、被災地の復興状況をご視察。津波で駅舎や線路が流出したあとの'14年に復旧した三陸鉄道島越駅で出迎えた駅長の早野くみ子さんも眞子さまに元気づけられたという。
「眞子さまは被災地の復興状況について熱心に耳を傾けられていて、被災地に心を砕かれていると感じました。
駅に集まっていた地元の人たちにも、ひとりひとり話しかけながら握手をされていたのが印象に残っています。
とても優しい笑顔で心が温かくなり、みんな感激していましたよ」