――今期ドラマでも美人だなと思いましたが……。

高須これは先回り型美人だと思う! 彼女は“劣化した!”って慌てる前の“老けそうかな?”っていう早めの時期に、先回りしてメンテしてる気がする……。メンテ探偵・高須としては、これはけっこう当たってると思う!

 でも、実はそれって肌にもいいんだよ。例えば、30代の稲森さんはちょっと目の下のたるみや影クマ(たるみや凹みなどの顔の凹凸により影ができ、クマのように見える現象)が目立つけど、早めにケアしたせいか、40代になるとなぜか解消してる。でも、このたるみケアってお産でたるんでしまったシワっぽいお腹と同じで、完全にたるみきってからメンテするよりも、早めにケアした方がシワになりにくいから、きっと彼女は美に対して努力家で勉強家なんだろうね」

――なるほど! アラフィフ美人女優とはいえ、それぞれありそうですね。となると、4人の中で一番若々しいのは和久井さんですか?

高須「そうだね、和久井さんはゆり子さんと張り合う若々しさだと思う。でも口角で、ゆり子さんが一歩リードかな~。若さはしなびて、たるんで、汚れるもの。だから洋服と同じでこまめにケアして、時には仕立て直しすることが大事! だから、いつこのランキングが入れ替わるかはわからないよ!」

――では、高須院長的にこの4人の中で、“ポスト石田ゆり子”並みに再ブレイクしそうだと思う人はいますか?

高須お姉さんの七光りという面もあり、ひかりさんかな~。ひかりさんがしぼんだところを膨らまして、シミとかの汚れを取っちゃえば、すごい大ブレイクしたりしてね!

――ゆり子さん・ひかりさん姉妹は、二人が20代だった90年代はひかりさんのほうが人気がありましたしね。しかし、ゆり子さんの人気が上回った理由はどんなところなんでしょうか?

高須「自分に合った役を得たことかな! 若い楚々とした美人役よりも、年齢を重ねてからのしっかりした美人役とかの方がマッチしたんでしょう。これは俳優みんなに言えることだけどね。姉妹の美人具合はいい勝負ですし」

――ところで、和久井さんとひかりさんはお子さんがいらっしゃいますが、劣化しやすい産後の美容ケアで気をつけるべきことはありますか?

高須子育てはとにかく疲れる! だから美容の源である睡眠を積極的に確保することだね。家事なんかちょっとサボってもいいしさ、寝ることだよ。現に海外セレブには、子育てによる睡眠不足を解消するためにお手伝いさんを雇う人もいるし」

――なるほど。美人の道は寝ることなんですね!

高須「そう。それと、最後まで読んでくれたステキなみなさんに、“劣化・非劣化三か条”を教えましょう! 劣化三か条は『体重の増減・ネガティブ・日焼け』で、非劣化三か条は『保湿・睡眠・ややぽっちゃり』だよ! これを意識すれば、みんなも明日から“ゆり子神”に近付けちゃうかも!」


<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)