“真逆”な2人の引き合う関係
関西出身で常にエネルギッシュな大東に対し、東北出身の渡部はまさに“真逆なタイプ”だそうで、
渡部「僕は秋田県の田舎育ちで。最近は忙(せわ)しない日々にもまれて多少はスピード感を持つようになったけど、もともと物事に対して余裕があるほうだと思います」
大東「僕もこれは“取材用”であって、普段からこんなにしゃべってるわけじゃないからね(笑)。でも、お互いのペースを尊重し合いながら、仕事ができてるよね」
渡部「ちゃんと仕事ができるいい関係性です」
現在31歳と26歳。人生の先輩として何か伝えるべきことがあればアドバイスを!
大東「アドバイスなんてないですよ。それぞれ持ってるものが違うし、まず仕事に年齢は関係ないと思うので。でも30歳になって意識していることがあって、現場から必ず何かしらお土産をもらうようになりました」
渡部「お土産?」
大東「そう。カメラマンさんから技術を盗むでもいい、いい監督さんと出会うでもいい。とにかく何かを得て帰りたいな、と。そうすると人に対して敬意を持つし興味がめちゃめちゃ湧く。多面的に物事を生み出すことで、仕事がすごく楽しくなっていって」
渡部「それ、すごいですね。僕はずっと描いてた仮面ライダーになるという夢が10代で叶(かな)ってから(’10年の『仮面ライダー/OOO』で主演)、目標を失ってしまって。一時は燃え尽きて何をしたらいいのかわからなくなった時期もあったけど、あるとき意識改革をしなきゃダメだなと」
大東「いつ気づいたの?」
渡部「3~4年前かな。でも大事なことは先のことじゃない、今やっていることが次につながるんだと気づいて。大東さんがおっしゃったように、いろんな人に出会って、たくさんのものを得ていきたい。この環境、そして今を大事にしていきたいと思います!」
2人のデビューは…
大東のデビューはあの人気作品!
大東「『野ブタ。をプロデュース』でデビューしてはや12年。当時仲よくなった仲間で今も役者をやってるのは3~4人しかいなくて。いろんな人生があるから、残ることだけがすべてじゃないですけど。それでも俺はこれでやっていきたいと思ってここまで来れたので、すごく幸せ者だと思います」(大東)
渡部の同期は菅田将暉。
渡部「’08年に『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で準グランプリを受賞しました。当時の仲間で圧倒的だったのが菅田将暉! 僕、ジュノンボーイで同期なんです。将暉のあとに僕がライダーをやって。CROSS GENE(K-POPグループ)のTAKUYAとか海外で活動しているヤツもいて、みんなそれぞれ活躍しています」(渡部)
<映画情報>
『BRAVE STORM ブレイブストーム』
11月10日(金)全国公開
地球人類が滅亡した2050年。残された人類の中、立ち上がったとある5人兄弟。彼らは侵略者・キルギス星人を倒すため、2015年の過去へと移動し―。地球滅亡のカギを握る壮絶な戦いが今、始まる!