単なるブームと思わせない可能性を見せていきたい

──稽古(けいこ)は厳しいんですよね。

横田 厳しいですねー。トラウマになるほど怒られました(笑)。何回やってもダメで、僕の稽古だけで、ほぼ1日つぶれることがあって、みんなに迷惑かけたり……。

財木 相当落ち込んでいたね。

横田 でもそこで、財木さんが「こうすれば?」って声をかけてくれて。そうやって自分の持っているものを出し惜しみしないで、力になってくれるところは、すごく尊敬しています。

横田龍儀 撮影/廣瀬靖士
横田龍儀 撮影/廣瀬靖士
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財木 龍儀のいいところは、それを吸収しようとするところ。だから伸びるんだと思います。素直なんですよ。

横田 いま2.5次元が注目されているからこそ、ブームだけで舞台に立っているとは思わせたくない、そういう意気込みはあります。

財木 真剣乱舞祭は、キャラクターがどんなふうに絡むのか、楽しみだしプレッシャーでもあるね。

横田 そうだね。どうなるのかな?

財木 同じタイプの刀同士が絡むとか、同じ刀派同士が絡むとか、いろんな可能性があるよね。

横田 そうなったら楽しいよね。また、崎山兄さん(崎山つばささん。真剣乱舞祭でも共演)と会えるのも楽しみ。財木さんは次の舞台(「クジラの子らは砂上に歌う」)でも崎山兄さんと共演するんでしょう? 羨ましいなぁ。

財木 そうだね。つばささんや、みんなと久しぶりに会えるのが楽しみだね。