各局の主なバラエティ系特番24番組から、1位3pt、2位2pt、3位1ptで算出
各局の主なバラエティ系特番24番組から、1位3pt、2位2pt、3位1ptで算出
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「マンネリだから」のひと言で片付けられてしまう
歴史ある特番の数々……

 では、どんな理由で「楽しみじゃない」という評価を得てしまったのでしょうか。名物特番が抱える問題点を、寄せられたコメントから考えてみましょう。

■1位『NHK紅白歌合戦
「裏番組がおもしろくなってそちらを見るようになったから」(22歳・静岡県)
「好きな歌手が出ないし、アイドルと演歌には興味ない」(24歳・神奈川県)
「裏番組録画するし、外に出かけてるから」(30歳・兵庫県)
「コラボが多く楽しくないから」(29歳・山口県)
「長い」(37歳・三重県)

■2位『24時間テレビ 愛は地球を救う』
「恒例の100kmマラソンや毎年同じような企画ばかりで面白味がないから」(26歳・神奈川県)
「つまらない。感動ポルノ」(27歳・宮城県)
「長すぎて疲れてしまう。どうしても善意の押し売りに感じてしまう」(32歳・東京都)
「番組の趣旨・企画(お涙ちょうだい系)に飽きた」(24歳・大阪府)
「やらせに見えてきたから」(25歳・東京都)

■3位『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』
「昔のようなわくわく感がなくなった」(29歳・東京都)
「昔は楽しみにして見ていたのに、今ではテレビ欄もチェックしなくなったから」(24歳・神奈川県)
「そんなに面白いと思わない」(26歳・大阪府)
「年々つまらなくなっていく気がして」(28歳・神奈川県)

■4位『絶対に笑ってはいけない○○』シリーズ
「大晦日感がなく長いので、いつも録画してみていたが、それもおっくうになった」(29歳・宮城県)
「シリーズになってからだんだん新鮮さがなくなったから」(35歳・和歌山県)
「マンネリ化したなと思う」(39歳・徳島県)

■5位『輝く!日本レコード大賞』
「なんとなく時間が合わない。興味なくなった」(35歳・大阪府)
「マンネリ化」(37歳・東京都)

■6位『ものまねグランプリ』
「昔は面白かったけど、最近はマンネリ化してつまらない」(34歳・福岡県)
「本物を見た方が楽しいと感じたため」(37歳・千葉県)

■7位『オールスター感謝祭』
「知らない番組が多いから」(24歳・東京都)
「マンネリ」(28歳・愛知県)

■8位『志村けんのバカ殿様』
「面白さのツボが私自身変わってきた」(32歳・東京都)
「子供の頃は面白くて観てたけど、最近はバカらしくて面白いと思えないので」(29歳・愛知県)
「マンネリで何もおもしろくない」(37歳・愛知県)

■9位『全国高等学校クイズ選手権』
「自分も高校生ではなくなり、あまり興味がなくなってしまったから」(28歳・栃木県)
「単純に飽きただけ」(32歳・岡山県)

■10位『FNS27時間テレビ』
「おもしろくないから」(22歳・愛媛県)

 いずれの番組のコメントにもほぼ必ず入っていたのが「マンネリ」というキーワードです。また、「昔は面白かったのに」というコメントも多く見られました。

 確かに長く続けていると、人気企画や切り口が“勝ちパターン”となって定番化していくのでしょうけど、それが珍しくなくなったり時代にマッチしなくなってくると「ただ同じことを長く続けている」や、「最近は面白くない」と感じられてしまうのかもしれません。

 もちろんどの番組もマンネリ脱却のための試行錯誤を続けているのでしょうが、なかなか実を結ばないということは、最近、かつて一世を風靡したバラエティ番組の打ちきり例が多いことからもわかりますよね。

 諸行無常を感じずにはいられませんが、たま〜に見てみると、昔見て楽しかった思い出が蘇ってきたりして、ちょっと有意義な時間になることもありませんか? 今や娯楽はテレビのみならず豊富ですが、たまには“定番”に浸ってみるのもいいかもしれませんよ?