一緒に楽しんで笑ってもらいたい

高崎翔太 撮影/廣瀬靖士
高崎翔太 撮影/廣瀬靖士
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 第1弾の公演で印象深いことは?

冒頭のシーンで6つ子がテーブル囲んで目玉焼きを食べるところがあるんですけど、そこがなんか作品の出来を決めてたというか、その回の方向性が決まる感じで。それは6つ子共通で言ってましたね。めっちゃうまくいったときは全員でハイタッチして(笑)。誰かが噛(か)んだりして、それをフォローし合う感じのときはけっこう荒れるんですけど、それが逆に超面白くなったりすることもあったり。そのシーンはほんとに毎日楽しんでました」

 いちばんノーマルなおそ松は「役をつかむまで居方(いかた)が難しかった」そうだが、次作では?

前作では兄弟への愛を描いたエピソードも多かったので、その部分をいちばん大事に演じてたんですよ、けっこういいやつだったんで。だから次はもうちょっとマイペースでゆるい面を出せたら。作品として第2弾でパワーアップしたいところは舞台セットかな(笑)。釣り堀とか増やしたいですね。芝居面では前作からみんなすごく話し合ってやってて仲よかったし、お互い普通にダメ出しできるんで。今の関係のまま、前回をなぞらずに、恐れずに調子に乗らずにいけたらなと思います」

 忙しい高崎さんのリフレッシュ方法は?

旅行です。温泉も好きですけど、休みが3日あったら海外に行きます。近場だったら台湾とか韓国とか。この間はジャカルタに行ってきましたし、NYも楽しかったですね。ずっと舞台を見てました。飛行機で映画を見るのも好きで(笑)。ビールも飲み放題だし、ちょうどいい時間にご飯が出てくるし、すごく得な感じがするじゃないですか(笑)。旅はいちばん気分転換になりますね」

 では読者にメッセージを。

「舞台『おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME 2~』のいちばんの魅力は、僕らとお客さんで作る劇場の空気感なのかなって思うんですよね。だから一緒に楽しんで笑ってもらえたらうれしいです。僕もすごく楽しみ。早く稽古したいです」

<公演情報>

舞台『おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME 2~』

(c)赤塚不二夫/「おそ松さん」on STAGE製作委員会2017
(c)赤塚不二夫/「おそ松さん」on STAGE製作委員会2017

 20歳を過ぎてもニート生活を続けるどうしようもない松野家の6つ子の日常、時には奇想天外な非日常をユーモアたっぷりに描いて大ブームを巻き起こしているテレビアニメ『おそ松さん』の舞台化第2弾。ギャグあり歌ありダンスあり、『おそ松さん』の世界観を存分に楽しめるエンターテイメント。第1弾を手がけたキャスト、スタッフが再結集する新作に期待が膨らむ。

 東京公演:’18年2月23日~2月26日@梅田芸術劇場 メインホール/東京公演:’18年3月1日~3月11日@TOKYO DOME CITY HALL/3月11日、全国の映画館にてライブビューイング決定! 詳しくは公式サイトを。

公式サイト http://osomatsusan-stage.com
公式Twitter @osomatsu_stage

<プロフィール>

たかさき・しょうた◎1988年9月21日生まれ。新潟県出身。’08年ミュージカル『テニスの王子様』で俳優デビュー。以降、舞台を中心に幅広く活躍。現在、映画『サムライせんせい』がTOHOシネマズ高知ほかで先行公開中(’18年新春、全国順次公開)。映画『トリノコシティ』が’17年12月23日~’18年1月5日シネマート新宿にて公開。

(取材・文/井ノ口裕子)