東大受験で自身を支えて合格に導いてくれた名言や、その言葉との出会い、エピソードをまとめた日めくりカレンダー『日めくり 現役東大生を合格させた名言』から、厳選した金言の数々をさらにご紹介!

「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。」(文学部3年/平澤瑞樹)

 こう言われたのび太が、ひみつ道具に頼らずに竹馬をマスターできたという、ネットで見つけた言葉です。高3の秋ごろ、周りに比べてなかなか数学の成績が伸びずに悩んでいたのですが、この言葉と出会って前向きになりました。いつものび太にあきれている印象のドラえもんが言ったため、さらに心に刺さりました。

「努力は必ず報われるとは限らないが、報われた人は努力した人の中にしかいない。」(教養学部1年/高木美咲)

 東大にすでに進学していた、ある先輩の言葉です。私のクラスでは数人しか東大を受けなかったのですが、そういう環境において、とにかく努力し続けて絶対合格しようというモチベーションになりました。

「基礎に戻るタイミングに、遅すぎるなんてことはない。」(教養学部2年/伊東 潤)

 数学が苦手で悩んでいるとき、父に言われました。続けて、「自信がなくなったら、得意科目でも恥をかなぐり捨てて、基礎に戻るべきだ」と。そこで、高3の夏にもかかわらず、高1がやるような問題集を進めていきました。おかげで、少しは数学の成績がマシになり、気もラクになりました。

「段取り八分。」(教養学部1年/島田真志)

 幼少期から受験期に至るまで、母にずっと言われ続けていました。何ごとも段取り、つまり準備が第一で、それを徹底すれば、事の8割は終わったようなものだという意味です。この言葉のおかげで、受験中も常に準備やスケジュール管理を意識し、徹底できました。

「貪欲であれ、愚直であれ。」(法学部1年/宮村 颯)

 友達が持っていた英語のリスニング教材に、式典でのスティーブ・ジョブズのスピーチ内容が収録されていて、この言葉を知りました。たった4単語(Stay hungry. Stay foolish)でここまで多くの人の心をつかめるのかと感動し、励みにした覚えがあります。

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