「今はそっとしておいてほしいという気持ち、スケートに集中したい時期なんだろうと思います」
羽生結弦選手と現役時代から親交の深い織田信成(30)。
羽生選手がNHK杯前の公開練習で、右足関節外側靭帯損傷というケガを負ってから約3か月。今月の9日に平昌オリンピックが開幕するが、負傷後の動向についてはほとんど情報が入ってこない……。
「年明けに“あけましておめでとう”というやりとりはしましたが、ケガについては何も話しませんでした。ただ、氷の上には立てているという報道もありましたので、彼ならば世界で戦っていくだけのレベルに戻すのはそこまで時間がかからないのでは、と思っています」
とはいえ、代表選手で肩を並べる宇野昌磨選手が『四大陸選手権』で2位になるなど、ライバルたちはオリンピックに向けて着々と調子を伸ばしている。
「気にはなっていると思います。でも羽生選手が持っている、ショートプログラムとフリースケーティングのトータルスコア、330・43点に到達できた選手はいないんです。
そういった意味で彼自身、金メダルを争うレベルで演技ができている、という自信は揺らがないでしょう。逆境に立たされてこそ強いのが羽生結弦だと思っているので、僕は大丈夫だと信じています!」
<書籍情報>
『フィギュアほど泣けるスポーツはない!』(KADOKAWA刊 1512円)
「今回、本を書くにあたって自分の人生を振り返ったのですが“こういう道を歩いてきたんだな”と。自分の人生が本というひとつの形になってすごくうれしいです。新幹線で移動するときに読んだのですが、自分で書いたものなのに泣いてしまいました(笑)」