家族愛がひとつの大きなテーマでもある今作。では、福士にとって家族とは……?

福士蒼汰 撮影/廣瀬靖士
福士蒼汰 撮影/廣瀬靖士
すべての写真を見る

家族というのは“自分の身を削れる存在”だと思っています。人が助けを求めてきたときに、なかなか自分を犠牲にしてまで助けることって難しいと思うんです。でもそれが、家族だったら考えるよりも先に身体が動くというか。自分よりも大切で“守りたい”と思える存在が家族だと思います

 カッコいいこともサラリと言えちゃうなんてさすが! 作中でも弟の危機に命がけで駆けつける長男を演じたが、実生活では2人の姉がいる末っ子。

普段の自分は、あまりお兄ちゃんっぽくはないと思います(笑)。どちらかと言えば、物事を自分では決められなくて、相手に“決めて”と任せるタイプです。でも最近は“〇〇にご飯行こう!”と友人を誘えるようになってきたので、成長したんでしょうか? でも、やっぱり基本的には弟っぽいんだと思います(笑)」

 映画にドラマにと、まさに引っ張りだこ! わずかなプライベートの時間も常に考えているのは、

今は仕事への向上心が大きいです。ゲームや漫画ももちろん好きですが、仕事をしているときには、抜け出せなくなっちゃいそうでハマるのが怖いんです。だから、無意識的に自制している部分があるのかもしれません」

<プロフィール>
ふくし・そうた 1993年5月30日生まれ。2011年にドラマ『美咲ナンバーワン!!』で役者デビュー。代表作にはドラマ『仮面ライダーフォーゼ』『恋仲』『愛してたって、秘密はある。』や、映画『好きっていいなよ。』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『ちょっと今から仕事やめてくる』など多数。

<出演情報>
『曇天に笑う』(3月21日(祝)全国ロードショー)