TOKIOはこれまで5人で活動していたアイドルグループだが、同事務所が〈「4人のTOKIOが必要とされるのか」という命題を背負い、茨の道を歩むことになります〉と言うように、これからは4人で活動することとなる。ただ、
「山口が担当していたベース抜きでバンド活動をするわけにはいかないので、一部では解散という話も出ていました。しかし、そんなことをすれば、山口の分だけではなく、TOKIOとして契約しているCMの違約金がメンバー全員に発生する可能性があった」(前同)
ゆえに、山口には「ジャニーズに残るという選択肢もなくはなかった」(同)というのだが、それでも辞めたのには理由があった。
「山口には、“余罪”があって、それを掘り起こされるかもしれないという恐怖があった。また、彼に近い人間の“酒絡みの事件”をつつかれる可能性もあったので、一度辞めるしかなかったようなんです」(同)
残るも地獄、辞めるも地獄……という状況だが、それは、かつての“ヤラカシ芸能人”たちも同じだ。2016年1月に不倫を報じられたベッキーは、当時、CM女王の異名を取るほどの人気を誇り、違約金は5億円に上ると報じられていた。
「天真爛漫なイメージのため、多くの企業が彼女を起用していましたからね。彼女は母親名義で借金したうえ、今後は事務所のために働くと決意して、けなげに頑張っていますが、2年たった現在もレギュラー番組はBSの1本のみ。3月には時代劇で“くノ一”に挑戦しましたが、まったく話題になりませんでした」(同)
そうなると気になるのが違約金の支払い状況だが、「実際の額は2000万円程度だった」(芸能ジャーナリストの黒川良一氏)と言うから、すでに支払いは終わっている模様だ。いったい、どういうことか。
「数億円の違約金が発生しても、すべてを実費で請求されることはほぼありません。同じ事務所の他の人気タレントをタダ同然で使ってもらったり、さまざまな形での穴埋めを図るんです。
実際、ベッキーは、酒井法子が逮捕された際に、その補てん役として馬車馬のように働いた過去がありますから。事務所としても、サポートする態勢を整えていたようです」(前同)
ただし、その分、事務所内での肩身が狭くなったのは仕方のないことか。