スペシャルQ&A【藤田玲編】
――佐藤さんには言ってないけど、感謝していることは?
藤田 俺が、2.5次元をちゃんとやってみようって思えたのは、ある意味、流司に出会ったからっていうのもあるかもしれないんです。2.5次元のイメージを変えてくれたというか。それまでは、2.5次元を避けてきたようなところもあったんですけど。『NARUTO-ナルト-』をやっていく中で、2.5次元の持つ力、作品がワールドワイドに通用するものだってこと、ちゃんと本気で役に対して向き合っている役者がいるっていうことを、わからせてくれたっていうのは、流司の存在はすごく大きいですね。
――舞台の楽屋に必ず持ち込むものは?
藤田 2.5次元のときは、役のフィギュアを持ち込んだりしますね。スピーカーも持っていきますし。自分が落ち着けるパーソナルスペースにするために(笑)。最近では、マチソワ間(昼公演と夜公演の間)で寝るようにしているんで、ヨガマットと枕を持ち込んでますね。実は、もっと快適にしようと、空気で膨らませるソファも買ったんですけど、さすがにそれはみんな引くかなと思ってデビューさせていないんです(笑)。あとは、のどケアの道具。個室の場合は、ケータリングスペースを作ったりもします。お気に入りの缶コーヒー6本くらいと、ステージで飲むお茶と、のど飴と、差し入れのお菓子とかをきれいにコーディネートして置いたりしてます。あとできれば、照明は蛍光灯を消して鏡の周りの白熱灯だけにします。それで加湿器マックスにして、熱帯雨林みたいにしてます(笑)。
――今日のバッグの中身は?
藤田 台本、ミニ扇風機、何かあったとき用のちょっとした薬、筆記用具、マスク、充電器、歯ブラシ、携帯と財布、コンセント、携帯灰皿……。あと最近、自撮り棒が入ってます。扇風機は一年中入ってます。俺は暑がりなんで、楽屋の化粧前や舞台袖に置いて、めっちゃ活躍してますね。自撮り棒は普通にも撮れるし三脚にもなるタイプで、『刀ミュ』(ミュージカル『刀剣乱舞』)のときに、キャストの写真を毎日撮ってツイッターにアップすることになって買いました。公演中毎日にしちゃったから、ちょっと大変でしたけど、みんなが喜んでくれるならと思って頑張りました。