「いろいろなことがあったけど、こんなに大きな会場でライブができる。いままでの僕たちの絆があってこそ、ソロとして、また新たなスタートが切れる。ツアータイトル“The Reunion in Memory(思い出の中の再会)”。には、そういう意味を込めました。これからも、もっとたくさんの思い出をつくっていきましょう」
2日目の横浜アリーナ公演前に、こう語ってくれたジェジュン(32)。「以前からのファンじゃない方々も多い。どういう人かアピールしなくちゃ」と言うとおり、さまざまな彼の魅力が詰まったライブでは、ここ最近、バラエティーでよく見ていた爆笑トークはもちろん、ロックからダンスナンバー、バラードに及ぶ幅広いジャンルのオリジナルやカバー曲を伸びのある美声で約1万人に披露。
「初めて(生の)ジェジュンを見たという人? いますね。海外(韓国)から来た、面白い男が、今の僕(笑)。小学生に“あの外人の芸人おもしろい”って言われたことがあって。しゃべるのは好きですが、芸人だとしたら、この顔がもったいない(テレて、うつむく)。ごめんなさい!(笑)」
会場を沸かせつつ、「3日前からお腹をこわして、痛み止めを飲んでいる」とは思えない全力のパフォーマンスで魅せる。さらに、台本がないトークでは、
「やっと、Suicaを買いました! めっちゃ便利ですね。“(決済するときに鳴る)ピッ”するのが、うらやましかった(笑)」
「僕は、こんなに強い顔しているけど、心は温かい。優男ね。ジェジュンは? (会場からの声に)そう、できる男。ほめられると、もっと頑張れる男です(笑)」
と、続ける。この日発売の初シングル『Sign/Your Love』を初披露する前には、
「あるチャート(iTunesのトップミュージックビデオ)で1位をとれました。みなさんのおかげです。新人の謙虚な気持ちで、1年、2年、10年と続けられるように頑張っていきたいです」
感謝を伝えるとともに、
「好きな人が目の前にいると笑っちゃう。(みんなの)笑顔がたまらん。なんで、15年前の新人のときは知らなかったんだろう。笑うしかないのに。これが本当の幸せだ」
途中、涙ぐむ場面もあった約3時間のステージで、さらに心の距離を縮めてくれたジェジュン。笑顔、感動、涙でいっぱいのツアーが幸先のいいスタートを切った。
コンサート前の会見でのQ&A
―新人賞―
「どうしてもとりたい。一生に1度しかとれない賞なので、狙いたいです」
―雨男―
「残念ながら、今日は晴れですね(笑)。確率的に(イベントやライブのとき)8割は雨なんですけど、よかったです、晴れて」
―最近覚えた日本語―
「今日覚えたんですが、“腹痛い”。インターネットで、翻訳機を使って調べたんです。この前、食べた生ものが……」
―最近、ハマっていること―
「自分でお茶をいれて、冷蔵庫で冷やして、毎朝飲んでいます。最近、日本の健康番組を見て」
―今後の目標―
「日本語のCDを出して、日本語の歌だけで2~3時間コンサートができるアーティストになりたい。昔やった、ドームや日産スタジアム。めちゃくちゃ狭い会場から、広いところまで、いろいろな会場で。狭いところも、広い場所もそれぞれのよさがありますよね」