「握手会にも参加して『ハロプロファンですが、来ました!』と告げられ、DA PUMPのメンバーも非常に喜んでいました。SNS上でハロヲタに感謝したり、ハロプロについての感想を書いたりするメンバーもいるほど。
大手CDショップでは、ハロプロコーナーの試聴台の目立つ場所に『U.S.A.』のCDを置いたりするなど、もはやDA PUMPがハロプロの一員である錯覚をおぼえるかのような状況です」(前出・編集者)
この、一見ダサく見えることをやり切ることで、一周回ってカッコよくなる感じのDA PUMP。それと、同じような雰囲気をかもし出す集団が、他にもある。
「ジャニーズですよね。もちろん、ジャニーズは最新の流行に合わせたり、王道を行くパフォーマンスもありますが、その本流の一つは、やはりどこか“ダサかっこいい”もの。実は、ハロプロとジャニーズの両方を応援するファンも少なくありません」
と、ある芸能記者は言う。
ハロプロとジャニーズの親和性の高さは、これまでにもよく指摘されることがあった。とはいえ、ジャニヲタがDA PUMPを応援するという現象は、現時点ではなさそうだ。
「『U.S.A.』のわかりやすいユーロビートは、
古くはシブがき隊に光GENJI、
ジャニヲタのハートをグッとつかむ何かを獲得することができた時、DA PUMPの再ブレイクはホンモノになったと言っていいのかもしれない。
<取材・文/渋谷恭太郎>