昨年閉園した『スペースワールド』の解体作業が進んでいる。ほかにも、歴史に幕を閉じた遊園地は少なくない。そこで、かつて多くの子どもたちに夢を与えた、昭和&平成の夢の場所を誌上プレーバック!
◇ ◇ ◇
平成最後の夏も終わり、いよいよひとつの時代が幕を閉じようとしている。そんな平成、そして昭和にかつて存在した懐かしい遊園地を網羅する『日本懐かし遊園地大全』(辰巳出版)が発売された。『TVチャンピオン』第4回遊園地王で優勝したこともある著者の佐々木隆さんに、遊園地の移り変わりを聞いた。
「明治・大正年間の創生期はウォーターシュートと飛行塔が人気だったそうです。そして戦後に遊園地が復活しはじめ、昭和30~40年代にはコースター・観覧車・メリーゴーランドが“三種の神器”として支持を集めるように。
昭和50年代に大型コースターなどが誕生しましたが、いちばん大きな転機は昭和58年に開園した東京ディズニーランドでしょう。TDL開園後の昭和60年代から平成初期には絶叫マシンが続々と登場し、現在に至ります」
そんなマニアのオススメする遊園地の楽しみ方とは?
「遊園地は“風景”と“こだわり”を楽しむ場所だと思っています。看板やオブジェなど、アトラクション以外の遊園地の“遊びゴコロ”などを見つけるとうれしくなりますね」
そして、最後にこんな遊園地愛あふれるメッセージも。
「遊園地の魅力は誰でも笑顔になれる場所であることだと思います。懐かしさをご堪能いただくとともに、今の遊園地も感じていただき、足を運んでいただければ幸いです」