3人の美的ランキングは?
――3人ともずっと現役ですし、もちろんおきれいです。中でも良い年の重ね方をしているなと思う人は誰ですか?
高須「きれいな40代、というランク付けなら、ナチュラル美の松嶋さん、もともとが美人の米倉さん、たるみの少ない篠原さんの順だけど、みんなそれぞれシワや輪郭のこけた感じなど、年相応に劣化というか、老けた部分はあるよね」
――そうですね。しかし、年を重ねてもなお、3人とも「数字を持った主演女優」としていまだ根強い人気があります。一見タイプの違う3人ですが、世間にウケる顔の共通点はあるのでしょうか?
高須「ズバリ、目力! 知性があり、生き生きしている! これはハタチやそこらではできない、年齢を重ねたからこそ得られる魅力だね」
――なるほど、目力ですか! ところで、私たちが目をイキイキさせるのに今すぐできることってなんでしょうか? 目薬でケアするとか?
高須「目力は筋力です。だから目の筋肉を鍛えること! 目を上下左右に動かしたりするといいね。あとはスマホなどをダラダラ見ないこと。視力も落ちて眼の老化を早めちゃうよ」
――目も筋トレが大事なんですね。ところで、院長はほうれい線の話をしていましたが、篠原さんの鼻は若い頃より大きくなった印象があります。もともと鼻が大きめの人は年をとってから目立ってしまいがちなのでしょうか?
高須「頬のふっくら感が失われて、そのせいで今までとサイズは変わってないのに鼻だけ目立つようになったのでしょう。鼻はヤセないからね。でもサイズダウンしたいなら、鼻先の位置を調整する鼻翼縮小(びよくしゅくしょう)手術や、すっきりした鼻先に整える鼻尖(びせん)形成などをすれば、篠原さんみたいな鼻はきれいになるよ。だけど女優としてはこのくらいアクの強い顔のほうがいいかもしれない! 個性があって」
――確かに、お人形みたいに整っているより少しアクがあるほうが画面映えするかもしれません。ところで、45歳を過ぎた女性の美容で特に注意しなければならない点、するべきお手入れはズバリ何でしょうか?
高須「よし! ここからゼヒ太字で載せてちょうだい!! “一に睡眠、二に保湿、三四がなくて五に笑顔!”だよ! 睡眠で目も潤ってキラキラ、頭も表情もしゃっきりと。保湿で肌もぷりぷり。いつも笑顔で、誰もいないときでも口角を上げて、たるみも解消! もはやこれは待ち受け画面にでもして、松嶋さんたちも読者のみんなも毎朝読み上げてほしいね!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。