「ラーメンは大好きで、毎日でも食べたいくらい。成長期の中学生時代のころは、1日に5食くらい食べていたので、そのうちの1食は必ずカップラーメンでした」

 連続テレビ小説『まんぷく』に、立花萬平役として“朝ドラ初出演”中の長谷川博己(41)。ヒロイン・今井福子(安藤サクラ)の夫として、ほぼ毎日“朝の15分”を彩る。

「15分という時間の中で、視聴者のみなさんに楽しんでいただくには、1時間や2時間の作品とはまた違った感覚ですし、細かく作りこむというよりは、役を自分に近づけられるように演じています。なので、萬平を通して僕の素の部分も少し垣間見えているのではないかなと

 発明家として失敗や成功を繰り返す萬平との共通点は、

「彼の職人気質な部分は、自分も役者として持っていたいと常に思っていて、彼のパッとしたひらめきで物事を打開していくさまは、自分にも通じるものがあるなと。僕自身も、日常の何気ないひらめきで、解決できた経験がたくさんあります」

 安藤さんは“萬平さんはかわいいけど、長谷川さんはカッコいい!”と話していたけど、

「そんなことを言ってくださっていたんですね(笑)。実は普段、クールで澄ましているように見られがちなんですが、こう見えて人付き合いはいいんですよ(笑)」

 夢を追いかける萬平を支える福子。福子の母・鈴(松坂慶子)の“ロマンを追う男を支える女は大変だ”というセリフがあるが、

「まさに鈴さんの言うとおりだと(笑)。ただ、同じ男性として萬平の生き方には魅力を感じます。福子のように、そんな彼を見ているのが好きだと言ってくれる、母性あふれる女性が少しでも多いと男性はうれしいですよね……(笑)