所属タレントやスタッフはみんな家族
桜田淳子、太川陽介、松田聖子といえばサンミュージックが育んだ代表的なタレントだ。今でも新人だった彼ら・彼女たちの多くが、先代の自宅で下宿生活をしていたことが語り継がれている。
「先代は“タレントは家族だ”と常に言っていました。特にタレントが10代のころは集団生活のなかで、人として成長してもらいたいという想いがあったそうですね」
酒井法子も、“ひとつ屋根の下”で生活していた女性のひとりだ。
「朝は6時から先代社長とジョギングして、そこでコミュニケーションをとっていましたね。成城の自宅を出て、30分ほどのコース。タレントは普段忙しいから、あまり顔を合わせないんですが、なるべく時間を作って、いろいろ悩みを聞いてあげたりしていたそうです」
そんな先代の想いを引き継いだ相澤氏も、所属タレントとの距離感に気を配る。タレントの現場やイベントにはなるべく顔を出し、自身のオフィシャルブログ『あいざわです!!』でも、ツーショット写真を掲載しているほどだ。
芸能プロダクション社長と所属タレントというよりは、お爺ちゃんと孫の記念撮影。かつてブログに掲載したメイプル超合金との写真を見てみると、ふたりに挟まれて押しつぶされそうになりながらも、笑みを浮かべた相澤氏がうつる。
「私も、タレントのことを家族だと思っているんです。だから、現場にはできるかぎり顔を出すし、逆にタレントたちもよく社長室に遊びに来てくれるんですよ。それに子どもが生まれたら、一緒に連れてきてくれますしね。素直に嬉しいですね。
みんな『社長』なんて私のことを言うんだけど、それはもはや私のニックネームみたいなものかな(笑)」
そんな「父親」として、女性タレントの恋人選びについては自説があるそうで…‥。